場合の数 その7(甲陽学院中 2015・1日目) | 中学受験入試標準問題集 今日の1問

中学受験入試標準問題集 今日の1問

標準的な中学入試問題の解法について取り扱います

ちょっと考えればまあ当然なのですが、テストで聞かれると重たい1問。

 

問題

1,2,3,…,300の番号のついた300枚のカードを,A,B,Cの3人に100枚ずつ配ります。

 

⑴ Aに配られたカードの番号のうち,最も小さい番号が101で,Bに配られたカードの番号のうち,最も小さい番号が200である配り方は何通りありますか。

⑵ Aに配られたカードの番号のうち,最も小さい番号が100で,Bに配られたカードの番号のうち,最も小さい番号が200である配り方は何通りありますか。

⑶ ⑵の場合に,Aに配られたすべてのカードの番号の合計は,最も大きくていくらですか。

 

 

 

 

解説

1から100まではA、Bに配られず、Cにすべて配られます。

また、Bは200のほか、201~300までの100枚の中から99枚配られます。つまり、配られない1枚を選べばよいので、100通りとわかります。AはB、Cのとった残りを配られますので、求める答えは100通りとわかります。

⑴ 100通り

Bの配られ方は⑴と同様に100通りです。

Cについては、1から99の99枚と、101から199の99枚のどれか、201から300のうちのBに配られない1枚の合計99+1=100枚のうちからの1枚なので、100通りある。

よって、求める答えは100×100=10000通り

⑵ 10000通り

Aが最大になるのは、Cに1から99、101の100枚が配られ、Bが200から299の100枚が配られている場合ですので、求める答えは100+(102+199)×98÷2+300=100+14749+300=15149

⑶ 15149