新しい環境は子どもにはかなりしんどいものです。
転居などの都合で、塾をかわられた方もいらっしゃることかと見受けますが、今日は新しいところでの過ごし方を書きます。
ルール1
前の環境と比べないことが大切です。
現在、大手から零細に至るまで、塾もだいぶ個性的になってきています。そのため、やることは塾によって結構異なってきたりします。
すると、比べることで、前はこうなのに今はこう、という違いにこだわりが出てしまい、それ自体がストレスになります。
ルール2
初めのうちは、塾も特別気を遣います。
これを当たり前だと思わないことが必要です。
当たり前に思えば、自然、やってくれるということを期待するようになります。これはつまるところ、甘えです。
甘えに負けると、受験生として戦うことができなくなります。
ルール3
行った先の塾の水に合わせることです。
巷間、よく誤解されるのですが、塾として欲しいのはよくできる生徒ではありません。こちらの指示に従ってくれるよくできる子が理想で、セカンドベストはこちらの指示に従ってくれる子です。
塾の方針と対立しながらきちんと合格できたケースはあまり見たことがありません。
親のやらせたいと塾のやらせたいを抱え込むのは、よくあるオーバーワークの原因です。また、塾の指導に従わないのは、単純に通塾時間と体力、お金の無駄遣いでしかありません。
塾の立場から、新しい環境への乗り換え方を簡単ながら書いてみました。
新しい環境はストレスでもありますが、上手くやれば、刺激であったり、本番でも動揺を抑えられる貴重な経験にもなります。
新しい環境にかわられた方が、より良い結果を残せることを祈念するばかりです。