ぼんやりしている生徒は無論、才気煥発、という生徒もどことなく話を聞かない傾向があります。
レベルが揃わないクラスでの指導では、特にその傾向を感じます。
だいたい上位三分の一までがわかるスピード、アクセスで話すのですが、突出している生徒には退屈なのかもしれません。それでも、話を聞かせなければ力はつかないので、放置はできません。
どうにか、みんなが聞ける話をと思ってはいるのですが、これがまた難しいわけです。まあ、みんなが興味のありそうな雑談の話から入り、そこから核心を突く、たとえばドラマ水戸黄門の話で惹きつけ、そこから話には型があるとし、評論にも決まった型があり…という具合に。おまけに、雑談の話で盛り上がり過ぎないこと、本筋を強調するためには、これも肝心です。
何年やってもなかなか難しいものですが、いつの間にか勉強していた、を目指して指導したいと考えてはいます。
これくらいしか工夫できませんが、日々、そのようなことを考えています。