中学受験塾の授業といえば、熱血講師が話しまくり、山のような宿題と間断のないテストがあるというイメージがあります。
様々な態様、方針の塾が増えましたが、まあ、上のようなイメージはそこまで変わらないでしょう。
そうすると、塾の環境の中でパフォーマンスを発揮するためには、①話が聞けること、②諸事の整理ができること、③メンタルが強いことが必要になります。
②については、当事者意識は持ちつつも、経験の少なさ、忙しさから、大人の助けを借りる必要があります。③については、個人としての成長を見守るところで、あまり鍛えようはないかもしれません。大人びた子どもが受験に有利である所以です。
そうなると、成長を期待できるのは、①になります。
話を聞く、というのは子どもにとって難しいことで、聞くべき話が決して楽しくはない?勉強の話なら尚更のことです。一見聞いているようでも、実は自分が話したいのを我慢している、聞いているように見せかけることで、大人の期待を先回りしているという場面であったりもします。
聞く習慣を育てるためには、話すことを最小限にすることが効果的です。
長い話を聞かされることで、話を聞くことにうんざりしてしまえば、短い話すら聞かなくなります。長いお説教は、子どもには全く響きません。
普段からの子どもの声かけは、どんな話であれ、短く、濃いものにすることをお勧めします。