整数問題 その12(灘中 2007・1日目) | 中学受験入試標準問題集 今日の1問

中学受験入試標準問題集 今日の1問

標準的な中学入試問題の解法について取り扱います

倍数判定法がわかれば、気づきひとつでやりやすい問題です。

 

問題

207,2007,20007,…のように先頭が2で末尾が7,間は0である整数のうち,27で割り切れるが,81で割り切れないものを考える。この中で最も小さい数は□である。

解説

まず2□□7は桁の数の合計が9なので、すべて9の倍数になります。

そこで9×3=27、9×9=81を利用します。

207=9×23、2007=9×223、20007=9×2223、…となります。

このとき、9×□の□が3の倍数なら、2□□7は27の倍数、9×□の□が9の倍数なら、2□□7は81の倍数とわかります。

そうすると、各桁の和が3の倍数のとき、その数は3の倍数になることも考慮すると、下表のようなことがわかります。

 

 

207

2007

20007

200007

2000007

20000007

9で割った値

23

223

2223

22223

222223

2222223

各桁の和

5

7

9

11

13

15

3の倍数

×

×

×

×

9の倍数

×

×

×

×

×

 

上表より、求める答えは20000007とわかります。

 

20000007