倍数判定法がわかれば、気づきひとつでやりやすい問題です。
問題
207,2007,20007,…のように先頭が2で末尾が7,間は0である整数のうち,27で割り切れるが,81で割り切れないものを考える。この中で最も小さい数は□である。
解説
まず2□□7は桁の数の合計が9なので、すべて9の倍数になります。
そこで9×3=27、9×9=81を利用します。
207=9×23、2007=9×223、20007=9×2223、…となります。
このとき、9×□の□が3の倍数なら、2□□7は27の倍数、9×□の□が9の倍数なら、2□□7は81の倍数とわかります。
そうすると、各桁の和が3の倍数のとき、その数は3の倍数になることも考慮すると、下表のようなことがわかります。
|
207 |
2007 |
20007 |
200007 |
2000007 |
20000007 |
… |
9で割った値 |
23 |
223 |
2223 |
22223 |
222223 |
2222223 |
… |
各桁の和 |
5 |
7 |
9 |
11 |
13 |
15 |
… |
3の倍数 |
× |
× |
○ |
× |
× |
○ |
… |
9の倍数 |
× |
× |
○ |
× |
× |
× |
… |
上表より、求める答えは20000007とわかります。
20000007