速さと比 その16(灘中 2002・1日目) | 中学受験入試標準問題集 今日の1問

中学受験入試標準問題集 今日の1問

標準的な中学入試問題の解法について取り扱います

一瞬迷うかもしれませんが、これがさっとできるようになれば、大したものです。理解する、ということが求められます。

 

問題

急行電車と普通電車がそれぞれ一定の速さで走っている。普通電車の速さは毎時80kmである。上りの普通電車の最前部が,上りの急行電車の最前部に並んでから,最後部に追い抜かれるのに25秒かかり,下りの急行電車の最前部とすれちがってから最後部とすれちがうのに5秒かかった。また,急行電車の最前部がトンネルに入ってから,最前部が出るまでに9秒かかった。このトンネルの長さは□mである。ただし,上りと下りの急行電車の長さは同じとする。

解説

条件より、急行、普通の速さの和と速さの差の比は25:5=5:1とわかります。

このとき、和差算より、急行と普通の速さの比は3:2とわかり、急行の速さは80÷2×3=時速120kmとわかります。

よって、求めるトンネルの長さは120÷3600×9×1000=300mになります。

300m