速さと比 その15(武蔵中 2005) | 中学受験入試標準問題集 今日の1問

中学受験入試標準問題集 今日の1問

標準的な中学入試問題の解法について取り扱います

速さと比も相性のいいところです。

今年も武蔵中で似たようなのが出ましたので、とりあえず。

 

問題

太郎君,次郎君の2人はそれぞれ一定の速さで山登りをしました。2人は同時に登山口を出発し,太郎君は時速1 1/4kmで登りました。太郎君が頂上に着いてから32分後に,次郎君が頂上に着きました。太郎君が頂上に着いてから1時間後に,来た道を2人でいっしょに下りました。下るときの速さは次郎君が登るときの速さの1 2/3倍で,2人が登山口にもどったのは登りはじめてから9時間後でした。

登山口から頂上までの道のりは何kmですか。また,次郎君が登るときの速さは時速何kmですか。

 

 

解説

次郎君は太郎君の32分後に登頂したことから、次郎君は登り、下り合計の時間が以下の通り、わかります。

9時間-(1時間-32分)=8時間32分

また、次郎君の登り、下りの時間の比は、1 2/3:1=5:3なので、登りに5時間20分、下りに3時間12分とわかります。

そうすると、太郎君は登りに5時間20分-32分=4時間48分(4.8時間)かかったことがわかり、道のりは1 1/4×4.8=6kmとなります。

よって、次郎君の登りは時速6÷5 1/3=9/8kmとなります。

6km 時速9/8km