整数問題 その8(灘中 2000・1日目) | 中学受験入試標準問題集 今日の1問

中学受験入試標準問題集 今日の1問

標準的な中学入試問題の解法について取り扱います

初見ではまず厳しい問題ですが、知っておくとやりやすいかもしれません。

 

問題

15÷4=3.75,15÷125=0.12のように,15をある整数で割るとき,ちょうど小数第2位を求めたところで割り算が終わる。このような整数は4と125を含めて□個ある。

 

 

 

解説

条件のような数をAとし、商をB/100とすると15÷A=B/100となる。

このとき、Bは小数第2位までの数なので、10の倍数とはならないことがわかります。

式を整理すると、1500÷A=Bとなるので、Bは10の倍数でない1500の約数とわかります。

1500=2×2×3×5×5×5より、約数の個数は(2+1)×(1+1)×(3+1)=24個とわかります。うち、10の倍数の約数は、10、20、30、50、60、100、150、250、300、500、750、1500の12個になりますので、求める数は24-12=12個とわかります。

12個