和差算と平均算(開成中 2005) | 中学受験入試標準問題集 今日の1問

中学受験入試標準問題集 今日の1問

標準的な中学入試問題の解法について取り扱います

そんなに難しくはないですが、問題をしっかり読まなければ正解できませんので要注意。

 

問題

40人の生徒に対して,問題A,Bの2題によるテストをしました。得点は,2題とも正解ならば10点,問題A,Bのいずれか1題だけが正解ならば5点,どちらも不正解ならば0点でした。その結果について,次のようなことが分かりました。

 

(ア) 40人の平均点はちょうど6点でした。

(イ) 得点が0点と5点の生徒はあわせて30人いました。

(ウ) 問題Aが正解であった生徒の人数は,問題Bが正解であった生徒の人数の2倍でした。

 

問題Aが正解で問題Bが不正解であった生徒は何人いましたか。

 

 

解説

40人の合計点は240点、10点の生徒は40-30=10人とわかります。

そうすると、5点であった生徒は(240-10×10)÷5=28人とわかります。

そして、問題Aの正解者を、Aが10人+a人、問題Bの正解者を10人+(28-a)人とおきます。

そうすると、10+a=2×(10+28-a)、つまり、3×a=66とわかります。

以上より、問題Aを正解した人数は10+22=32人とわかります。

そうすると、そのうち問題Bを正解した10人を除いて、求める答えは32-10=22人とわかります。

22人