数について考える面白さが分かれば、受験勉強は退屈な詰め込み作業でなくなります。
退屈な詰め込み作業であっても、こなせばたいていの学校は何とかなりますが、退屈な詰め込み作業だけでは、最難関校の合格は簡単ではありません。
問題
5つの異なる偶数があります。この5つの平均は61.6,最も大きいものを除いた4つの数の平均は60.5,最も小さいものを除いた4つの数の平均は63です。この5つの偶数の中で2番目に小さいものは□です。
解説
5つの合計は61.6×5=308、最も大きいものは308-60.5×4=66、最も小さいものは308-63×4=56とわかります。
そうすると、この5つの偶数の残り3つは合計が308-(56+66)=186で58、60、62、64のうちのどれかになります。候補の数の合計は244ですので、244-186=58は不適ですので、残り3つは60、62、64とわかります。よって、求める数は60となります。
60