周回の旅人算の考え方(女子学院中 2005) | 中学受験入試標準問題集 今日の1問

中学受験入試標準問題集 今日の1問

標準的な中学入試問題の解法について取り扱います

最難関校の問題が厄介なのは、問題が難しいということではありません。

問題が本質的な理解を問うこと、つまり、考えて勉強できているかを問われることです。

こうした問題には詰込みでは対応できません。御三家の合格者数出している大手有名塾が率としては低く、規模の問題から人数は出せていないものの、率としては高い中小の塾があるのは、こうした問題からです。

生徒に考えさせる授業は、できる講師も限られる上に、大人数が集まる教室では不可能であるがゆえに。

塾選びは、立地、講師、そして合格者数でなく、合格率で選ばれることをお勧めします。100人合格率3%より、10人合格率25%のほうがはるかに信用できます。

 

問題

1周1500mのコースを,AさんとBさんは右まわり,Cさんは左まわりに一定の速さでまわり続けています。AさんはBさんに20分ごとに追いぬかれ,Cさんとは12分ごとに出会います。このとき、BさんとCさんは□分□秒ごとに出会います。

 

 

解説

AさんとBさんの速さの差はB-A=毎分75m、AさんとCさんの速さの和は毎分125mとわかります。

そうすると、BさんとCさんの速さの和は125+75=毎分200mとなりますので、この二人は1500÷200=7分30秒ごとにすれちがいます。

7分30秒ごと