本日は高床倉庫の工夫につき書く記述問題を扱います。
歴史用語は、クローズドクエスチョンに答えるための文言として記憶され、その具体的意味が忘れられがちですが、時折、このように聞かれることもあります。何より、受験勉強をただ知識の詰込みという無味乾燥なものにしないためにも、今一度、それぞれの用語の意味に立ち返ってみてください。
問題
弥生時代の倉庫には,食糧を貯蔵するためにどのような工夫がされていましたか。説明しなさい。
解説
米作が一般化した弥生時代の食糧貯蔵の倉庫といえば、高床倉庫を思い浮かべます。この倉庫は、床を高くすることで地面からの湿気を防ぎ、また完全に密閉しないことで風通しを確保するということ、柱にネズミ返しをつけることでネズミなどによる汚染や食害を防ぐことに特徴があります。
解答例
風通しを確保しつつ床を高くすることで湿気を防ぎ、柱にネズミ返しをつけることでネズミにみよる汚染や食害を防ぐ工夫がされた高床倉庫が用いられた。