周回の旅人算・出会い(成城学園中 2019①) | 中学受験入試標準問題集 今日の1問

中学受験入試標準問題集 今日の1問

標準的な中学入試問題の解法について取り扱います

本日は、周回の旅人算につき扱います。

今回扱うものは、その基本タイプになりますので、基本の確かめに解いてみてください。

 

問題

1周1500mのランニングコースを,A君は毎分270mの速さで走り,B君は毎分180mの速さで走ります。

2人が同時にスタート地点から反対向きに走るとき,次の問いに答えなさい。

 

6分後に2人は何mはなれていますか。道のりの短い方を

答えなさい。

 

2人が初めて出会うのはスタートしてから何分何秒後ですか。

 

2人がスタートしてから20分後に,C君が毎分120mの速さで

A君と反対向きにスタート地点から走り出しました。

このとき,A君とC君が2回目に出会うのは,C君がスタートし

てから何分何秒後ですか。

 

 

 

 

解説

2人は反対方向から出発しますから、合わせて1500m走るごとに出会います。

6分後、2人は合わせて6×(270+180)=2700m走ります。

このとき、後3000-2700=300mあれば、2人は合わせて3000mで、出会うことができます。足りないのは300mですので、2人の間は300mとわかります。

⑴ 300m

先述の通り、2人合わせて1500mごとに出会いますので、1500÷(270+180)=10/3分後、すなわち1回目は3分20秒後に出会います。

⑵ 3分20秒後

C君が走り始めるとき、A君は270×20÷1500より、3週と900m走っています。

そうすると、C君との間の距離は600mになり、合わせて600m走ったところで出会います。1回出会った後は、A君とB君の関係同様、合わせて1500mごとに出会いますので、2回目の出会いのときには、2人合わせて600+1500=2100m走ることになります。

2人が合わせて2100m走るのは、C君の出発から2100÷(270+130)=21/4分なので、求める答えは5分15秒後とわかります。

⑶ 5分15秒後