瀬戸内気候(鷗友学園女子中 2020①) | 中学受験入試標準問題集 今日の1問

中学受験入試標準問題集 今日の1問

標準的な中学入試問題の解法について取り扱います

本日は瀬戸内気候に関する記述問題につき扱います。

そのまま聞いているのであれば、この問題はあまり特徴のないものでありますが、この問題は間接的に聞いているという点で特徴的です。

高知市はなぜ高松市より雨が降るのか、ということを聞かれたときに、高松市が瀬戸内にあることをひらめく瞬発力も鍛えましょう。

 

問題

同じ四国に位置する高松市に比べて、高知市は、年間を通して降水量が多いことが知られています。

高松市に比べ、高知市の降水量が多くなるのはなぜか、具体的な地名を1つ挙げて説明しなさい。

 

 

解説

瀬戸内気候につき、その理由を聞く問題です。

瀬戸内海は、冬は中国山地により、夏は四国山地によって日本海側、太平洋側からの湿った季節風が吹きこまないため、年間をとおして乾燥した気候で知られます。

この問題は、高知市と高松市の対比について説明することになるので、太平洋からの湿った空気が四国山地でさえぎられるという筋立ての話になります。

 

解答例(学校発表)

四国山地により、南からの湿った空気がさえぎられるため、高松市は山地の北側にあるので雨が少ないが、山地の南側にある高知市は雨が多く降るから。