こんにちは。
ブランディング戦略家の鈴鹿久美子です。
今日は3月11日
あの日から9年
あの日
私は
大阪へ出張のため
朝一番の新幹線に乗っていました
だったら
あれも
これも
やっておかなきゃ
訪問予定の事務所に着き
「こんにちは！」
とドアを開けると
誰も出てこない
おかしいと思って
恐る恐る中に入っていくと
皆テレビの前に固まっていて
ーーこんにちは！
ーーおじゃましますよ〜
みんなが見入っているテレビを
頭越しにのぞくと
映画のようなものが映っていました
ーーえ、なんですか？これ？
私の声に気づいて
振り返った人が
こう言いました
「鈴鹿さん！今来たん？！
東京もけっこう揺れたってなぁ！」
ーーえ？
私が震災を知った瞬間でした
テレビに映る映像は
映画ではなく
今まさに東日本で起こっている
現実でした
携帯電話はつながらず
かろうじて
議員会館の事務所には繋がったけれど
家族との連絡はつかない
私は
その日
帰宅する手段を見つけられないまま
ビジネスホテルで
長い夜を明かしました
あの日から
9年
先週のEMSで
被災し、子どもを失った方の言葉が蘇ります
何年経っても哀しみは癒えない。
悲しみは、乗り越えられるわけがない。
忘れるはずもない。
悲しみは亡くした娘そのもの。
だから
私はこの悲しみと一緒に、
娘と一緒に生きてゆく。
だから
「遺族」と言われることに今も違和感があるのです。
今日の議員会館には
半旗が掲げられていました
春の温かな風に揺れる半旗は
静かに
控えめに
そこに立ち続けているようでした
あなたは、
どんな今日を過ごしましたか
今日の1日は
誰かにとって
望んでも得られなかった
未来の1日
そんなことを
考える日でした。
祈
では、
本日は
以上！
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