議員秘書の転職面接
今日も朝一からでした
――アピールポイントは？
「え、えぇー、、、、。」
――秘書歴30年の中で、何かできたこと、とか
「いやー、特にそんなこと考えたことないですし」
――法案の策定に関わったとか
――議連の事務局やったとか
――大臣答弁のあの場面で暗躍したとか（笑）
「・・・自慢できることなんて、、、」
――自慢じゃなくて、結果。結果出したこと何かないですか？
「秘書の仕事は、裏方なんで」
30年以上議員秘書一筋でやってきた方
しかも
政策秘書
本人に自覚がないだけで
どこかにアピールできるポイントが隠れているはず
そう思って
履歴書の字は汚かったけど
こんなやりとりを
20分しましたが
限界
結局
なにも出てこなかった
その方は
5つの議員事務所経験があり
転職の苦労はなく
間断なく仕事に就けた
自分は幸せにやってこられた
でも
気がつくと50代半ば
「転職となると自分をアピールするって
したことないですし、
それより、
どこか政策秘書あいてないでしょうか」
彼は
そう言いながら
当惑を隠せないまま
下を向いた
こんにちは。
ブランディング戦略家の鈴鹿久美子です。
秘書面接が続いています
この方
たぶんとても「いい人」
です
穏やかで
口数も少なく
印象悪くはないです
でも
8月18日に書いた
「穏やかで良い人なんです+けど」
の
典型例
「いい人なんです+けど」
それ以降がない
転職で苦労した経験
私もたくさんあります
議員秘書浪人は何度もあります
女性で政策秘書
って
当時は１％もいませんでしたから
「女が政策秘書？ は？！」
って言われる時代
なので
そもそも
男性の2倍仕事をこなして
やっと居場所を確保できて
圧倒的な成果をだして
委員会質問原稿めっちゃ上手いとか
パー券売るとか、
やっと認めてもらえる
のだけど
それでも議員が選挙で落選したら
秘書も失職
また1からやり直し
転職活動
転職では
苦労というか
みじめな悔しい思いも
たくさんしました
でも
今思うと
失職するたびに
自分を振り返る習慣はできたのだと思う
自分のダメだったこと
成果として挙げることができる仕事
出来なかいことが出来るようになったこと
自己アピールって
誰もが苦手
照れくさいし
照れてる場合じゃないけど
自分がどのくらいダメなやつかは
自分が一番よくわかっているから
そんなこと言ったって
って思ってしまう
でもやっぱり
転職がうまくいかなかったあの時
ピンチはチャンスだった♪
自分は
仕事を通して
誰のために何ができるのか
ということを
きちんと伝えることができるようになった
自分は自分のために生きてる
それは当然だけど
仕事って
誰かの役に立つこと
何かの成果をあげることができること
これを明確に
示すことができないと
魅力は伝わらない
今日は
職務経歴書を書き直すなかで
自分は議員にどんなことを提供できるのか
それを考えてみてください
といって
お帰り頂きました
ピンチはチャンス！
頑張ってほしいと思っています
頑張れ！
さて、
いまから
テレビ取材の準備です
この業界では私は新人
この歳だけどww
新人なりの準備しないとね
今日も良い日でありますように♪
以上！
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