「本当は優しい人なんですけど」
携帯の向こうで
その人は
このセリフを何度も口にした
付き合っている人がいる
もう6年も一緒に暮らしている
そろそろ結婚したいのだけど
彼の仕事が安定しなくて
責任感の強い彼は
「今のままでは君のご両親に合わせる顔がない」
という
でも
自分もそろそろ30代後半に入るし
子どもも欲しいから
何とか結婚の方向に進めたいけれど
「結婚」をにおわせると
とたんに機嫌が悪くなり
怒りだしたら止まらない
彼は
自分の夢を捨てることは人生を捨てることだ
君にも幸せになってほしいから
自分の夢を追いかけてほしい
と
言われる
でも私の夢は
彼と結婚して
子どもを産んで家庭をつくること
付き合い始めたときはまだ20代だったので
気にならなかったけれど
「そろそろ年齢が気になってきた」
「子どもだけでも産みたい」
と言ったら
「君は変った」と言われ
またケンカになった
今の生活は
ほぼ私の収入で賄っている
彼のお父さんはその業界では著名な人で
ご両親からは私の「学歴がちょっと」と
言われているらしいが
(自分に)生活力があるなら
一緒に暮らすことは反対しない
と言われたと
彼が言う
年齢のことで焦る私も悪いし
彼の言う通り
付き合い始めたころは
「子どもが欲しい」とは思ってもいなかったので
変ったのは私の方
だから
悪いのは私
でも最近
こんなことで
ケンカになることが増えて
疲れる
私にもっと経済力がつけば
彼を幸せにできると思う
子どもも産めるし
ご両親も納得してもらえるかもしれない
だからもっと経済力をつけたいんです!
どうしたらいいでしょう(泣
こんにちは。
ブランディング戦略家の鈴鹿久美子です。
ご相談というか
「姐さん、どうしたら良いでしょう」
という話
このての話しは
とても
多いです
教科書事例その2
くらいのレベルで出てくるパターンで
どこがっていうと
「正直な良い人なんですけど」
とか
「真面目な人なんですけど」
とか
「本当は優しい人なんですけど」
とか
「良い人の評価」+「なんですけど」
がついたとき
その人は
あなたにとって
悪いひとです
いきなり
別れなさい
とは言わないけれど
少し距離を置いてみるといい
一緒に住んでいるなら
自分の部屋を持つとか
自分のプライベートな時間をつくるとか
物理的に
心理的に
距離をおくことです
何かとあなたのせいにする人
あなたに金銭的に依存する人
面倒なことは自分以外の責任にして
自分にはどうしようもないという人
一緒にいると不安になる人
そういう人は
あなたにとって「良い人」
ではありません
「本当は優しい人なんですけど」
誰かを表する時に
「けど」
がついたら
距離を置いてみると
見えるものも
その上で
ゆっくり考えればいい
あなたの人生は
あなたのものなのです