こんにちは!
ブランディング戦略家の鈴鹿久美子です。
さて、今日は
昨日(10/20)の続き。
⇒「劇場・激情型のオリジナル超悲劇に泣き狂う人を前にしたときの、抜本的完全解決策その1」
劇場+激情型の理不尽な超悲劇人から
いわれのない要求をされたときの
対処法です。
ついついやってしまうのは
これ
「対症療法型」
あー、はいはい、すみませんでした。
と、
謝らなくても良いのに謝って、
その場をなだめて納めようとするタイプ。
これは、
根本的な「問題解決」とは真逆です。
なので
私はこの方法は使いません。
さて、今日は
少し面倒だし、
それを実行したときの
この先の展開を予想すると
気が滅入りますが、
自分にとって大切な人であるなら
「根治療法」しかありません。
抜本解決を狙って
挑みます(^^♪
私が実践した方法です。
これは私が
子どもを育てるなかで身につけた
教育的抜本解決方法です。
「暴れて、泣き叫べば、欲しいものは手に入る」
「わがままは、言い続ければ思い通りになる」
という
反社会的な学習を完全に遮断
するための
極めて合理的、
省エネで、
かんたんな方法です。
ただし、
取り組む前の気が滅入る瞬間は否定できません。
乗り越えるべきはこの一点!
まず、
あくまでもこちらは冷静に
冷徹に
心を鎮め
以下。
1)相手が訴えている内容を冷静に精査
2)こちら側に非があれば、その部分を適切に謝罪
謝罪の際は、
謝るべき部分をピンポイントで切り取ること。
全体を悪かったとしないこと。
【悪い例】
「あー、私が悪かった、ごめんねー」 これはNGです。
【よい例】
「私が、あなたの不安に気づかなかったことは、本当に申し訳ない」
その上で、
3)相手の理不尽な部分を、静かに指摘
この際も
相手の全てを否定るすることは絶対にしてはなりません。
「あなたのことはとても大切に思っている。
あなたがとても努力家であることも知っている。」
「しかし、
大声で怒鳴りながら
汚い言葉を使うのは良くない。」
↓↓↓
大抵の場合ここで相手は爆発
↓↓↓
その時は
沈黙を活用します。
相手が静かになるまで
黙ります。
表情は、穏やかでなくてOKです。
私は子どもには、
「私は怒っている」ということは表情で示しました。
そして、
「あなたが冷静にならなければ、話しはできない」
と
静かに
きっぱりと言います。
そして、冷静になるまで、放置。
どんなに暴れられようが、
泣き叫ばれようが、
静かに
厳然と
巌のように
問題解決に向けた話し合いができるまで
じっと
待ちます。
こちらが厳しい表情でじっとしていれば
ほどなく
相手は冷静さを取り戻してゆきます。
これまで
相手の要求を仕方なくでも受け入れてきていた人は、
相手が静かになるまで
それ相応な時間を要します。
でも、
この「静かで厳然とした態度」を繰り返すことで、
相手は
「泣いたりわめいたりしても、効果は無い」
という事実を学習します。
この
「怒鳴り続けても泣き続けても効果が無い」
と実感する態度をとる
これを繰り返すだけです。
子どもが
道路でひっくり返って
「あれ買ってー!」
「いやだー!!」
と泣き叫ぶのを見かけることがありますが、
その場合、
その子の親は
100%
「もう、本当に仕方ない子だ」
と言いつつ、
「今日だけよ」
とか言いながら
その要求の
一部または全部を受け入れています。
泣けば何とかなる
どんなわがままも
できるだけ大きな声と
乱暴なパフォーマンスをしさえすれば
欲しいものは手に入る。
ということを
学習させているのです。
これをするから
社会人になっても
思い通りにいかないことがあると、
直ぐに、
自分はこんなに頑張っているのに
上司に理解がない
会社が悪い
相手に見る目がない
世の中が自分を認めない
親の育て方が悪い
となるのです。
理不尽に感情を爆発させる相手が、
自分の子どもだった場合、
私は一度もその要求にのったことはありませんでした。
「ダメはダメ」
泣いてもわめいても
ダメはダメ
理屈でも
論理でも
正義でもなく
ダメはダメ
家庭は、
「理不尽」を教える社会の場です。
相手が子どもであっても、
夫や妻であっても、
自分以外の人と共同して生きる場を
構成する社会なのです。
社会は、
理屈や理論で成り立っていません。
「ダメはダメ」は「理不尽」です。
それを教育的に知らしめるのが「家庭」であり
「家族」の重要な役割であると
私は考えてきました。
私の子ども達は3人ともそれぞれ個性的でしたが、
道路でひっくり返って泣き叫び続けることは
ありませんでした。
それに近いことは一度はありましたが、
泣き叫んで
「アレ買ってー」という子どもに
真上から顔をのぞき込んで、
「プレゼントは
約束通り
お誕生日とクリスマスに
あなたの好きなものを買ってあげます。
本当に
これが欲しいならリストにいれましょう。
でも今は
誕生日でもクリスマスでもないので買いません。
泣いても無駄です。」
静かにそう言います。
そして
「時間なので帰ります」
と言って
その子をその場に置いて
さっさと歩き始めます。
すると、
子どもは
泣きながら後を追いかけて来ます。
その時、
やはり、
親は
「ここは公道ですので、うるさくしてはいけません。
泣き止んでから歩いてください」
と冷静に厳然とした態度で伝えます。
ここまで言うと
大抵は
泣き止みます。
大人も子どもも同じです。
わがままを言えば何とかなる
を学習させてはなりません。
これは、
いわゆる
「ご近所トラブル」にも通じるものです。
「お互い様」
「お陰様」
これが無くなると
トラブルは発生するのです。
ヒステリーを起こすお連れ合いに悩まれている方と
子育てでゲンナリしている方と
双方からほぼ同時に
同じような悩み相談がありましたので、
かんたんな解決策をお話しようと思いました。
と言っても
また長くなってしました(;^_^A
「泣き叫べば、要求は通る」という学習をさせない。
「うちの親は、一度『ダメ』と言ったら、絶対にダメだ」
「家族は、お互いの今の状況を思いやったうえで、こちらの希望も伝えないと
相手を傷つけることになる」
ということを
学習させるのです。
機上の後ろの席で
わがまま言いたい放題で
泣き叫ぶ子どもの声を聞きながら、
辛そうなご両親に
ご自身で作り出している学習効果であることを
伝えられない無念さを思いながら
書きました。
またしても長くなってしまいました(;^_^A
いつも読んでいただきまして
ありがとうございます。
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