こんにちは。

ブランディング戦略家の鈴鹿久美子です。

 

 

さて、昨日の続き。

 ⇒10/18記事「「働き方改革」2.「一億総活躍」とは、税金納めてくれる人を今すぐ増やすこと」

 

 

 

時代を経て価値観は変わりました。

 

「車」や
「持ち家」は
典型例と言われています。

 

 

 

 

「所有」せず
「必要な時に使用」することで、

 

管理に必要な費用と労力を捨て、

身軽になる。

 

 

 

それは、

 

「結婚」
という制度に対しても同様で、

 

 

 

家族を
「持つ」のではなく、

 

「必要な時に好きな人といる」
ことの方が

余計なストレスもなく、

費用負担も軽減できる

 

ということ。

 

 

 

たしかに、

この方面から眺めると

 

未婚率の増加

人口減少

正規雇用への執着の低減

 

 

 

現在の若い世代の志向は、

身軽に自由でいることを
選択する傾向にあるようです。

 

 

 

 

 

さて、

 

この話題、
始まりはある国会議員からの相談事でした。

 

 

 

端的に言うと、

秘書が、

 

「言ったことしかやらない」

 

「公設秘書の話を持ち出しても、
興味を示さない」

 

「それよりも、
時間内に帰ることを最優先事項としている」

 

 

 

しかも

「それはひとりではない」

ということです。

 

 

 

私が秘書をしていて
一番切なかったのは、

 

友人と約束をしていても、

当日になると

ほぼ100%の確率で
ドタキャンをしてしまうことでした。

 

 

 

国会開会中は特に予定が変更になり易く、

いつの間にか

誘いは来なくなり、

友達も減りました。

 

 

 

負け惜しみではありませんが、

その程度の「友達」なら

早めにリリースされて良かったとは

思わなくもありませんが。

 

 

 

ただ、

 

私が気になるのは、

働き方改革が時代に
合っているのであればある程、

 

仕事の完成度は下がり、

仕事を通して磨かれるはずのスキルも

身に付きにくくなるのではないか

 

ということです。

 

 

少なくとも、

 

私はこの永田町という

ブラック中のブラックの(ごめんあそばせ)職場で、

素材の悪さもあって、

削るだけ削られ、

磨かれ、

仕事の体力を身に着けてきました。

 

 

 

私にとって永田町は、

人生の筋トレジムのような場所。

 

 

 

今でもそうですが。

 

 

 

「もう無理」と思ってから走る
「あと一周」で

それまでの古い筋肉は壊され、

新しくたくましい筋肉が作られる。

 

 

この筋トレの場所が、

時代に即した「働き方改革」で

失われるとしたら、

それはそれで

危機感を禁じ得ないのです。

 

 

 

少々小難しく言いまわしましたが、

 

要するに

楽に気軽にやっていては

体力って付きにくい。

 

 

最近の若い皆さんの
心の体力の無さは、

この辺からも
影響があるのではないかと

思うのでした。

 

 

 

 


 

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