またまた前回から期間が開きました
毎年、これまでの期間に実施した現業機関及び支店の監査結果を踏まえて、この時期は本社の各部門長に対して監査を行います。
主に下部組織の監査結果から本社部門長としての自系統の課題認識や今年度施策の実施具合、次年度施策の考え方などを監査します。
まぁ、それほどシビアなピリピリした雰囲気ではなく、雑談も交えつつもお互いの心理戦が見え隠れする場面もあったりしてけっこう陪席していて参考になる時間です
現時点で残り半分ほど残っていますが、これまでの監査でやっぱり我が社って浮世離れしているとことあるわ!と感じたのが離職に関する認識
我が社は新卒で入社すれば、自ら不祥事などを起こさない限りほぼ定年まで働きます。
高度経済成長期の年功序列、終身雇用、労働組合を地で行くような会社です。
でも、コロナ禍の影響で収入が激減し、2020年度の下期から社員に対して昇進、昇給の抑止、夏冬の賞与の大幅減、さらに本社機関では業務の整理を行わずにどの部門も一律人員を3割減にしました
なので、残業代のつかない管理職の実務が増え、また一般職の担当の業務も増え、本社内の雰囲気も暗く以前はよく聞こえた打ち合わせの場などの笑い声も聞かれなくなりました
事実、あるビジネス系雑誌の企画で従業員の不満投稿が多い“ブラック”企業ランキング2022にもランキングされる有様
加えて、社外取締役が最近の離職率の多さ、特に総合職の若手が多く離職していることを心配して取締役会で質問したようですが、人事部門は離職率については世間並みと平然と言ってのける始末
先に書いたように、これまで我が社は自己都合退職する社員が極めて少ない会社。にもかかわらず会社規模で考えれば平均並と強弁?詭弁ともとれる内容を社外取締役に回答すること自体が至極残念ですね
確かに勤続年数で見れば平均並みかもしればせんが、これまでほぼ「ゼロ」だったので、数倍、数十倍の感覚でもっと危機感を持たないといけないと思うのは私だけでしょうか・・・
大きなコンプライアンス違反や事故が起こらないと良いんですけどね
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かなり久々の更新
6月の株主総会のタイミングで、上場、非上場、連結、非連結関係なく
百数十社あるグループ会社の監査役は非常勤も含めて65歳以上は2、3人になった
従前は元役員や総合職採用がダラダラといつまでも居続けたのと比べたら
大幅な若返りで歓迎できる施策だと思う
まぁ、コロナ禍で収益が回復しないので当たり前とも言えるけど・・・
でも、行き場のなくなった平成のバブル期採用の社員が多く監査役に着任していることから
まだまだ、会社は監査役の仕事を軽く見ているのかな、とも思うが・・・
これは言いすぎかな
今週、来週と株主総会が多く開催されますね
例年、当社は株主様からの質疑に向けて、大げさな体制を取ります。
各部門から管理職を含む複数名を事務局メンバーとして登録し、議案や会社施策に対して、株主様が質問するであろう内容を想定し、その回答を作成(以下、想定問答)するんです
その準備期間と時間がハンパない
GW明けてから、毎週想定問答を更新させられ、6月に入ってからは弁護士の先生も入れて、毎週のように研修&シミュレーションをします
しかも前日は実際の会場となるホテルで本番を想定したシミュレーションかつ、役員と事務局は前泊するんですよね
個人的には、ここまで時間と費用を掛けてやらないといけない仕事とは思えません
株主様の質問に自己の見識で回答できない取締役っていますかね?
2期連続赤字にも関わらず、また、永年勤続や退職者の慰労も中止しているのに、役員の誰もこの膨大な費用の掛かる体制を廃止しようとい言わないのが寂しい限り
業務執行取締役はまだしも、監査役が執行側に先立ち回答しなければいけない質問があるとは思えないんですけどね・・・
そこまで、一般の株主様が監査役の仕事に関心を持っていると思えないし、逆にそんな質問をされた株主様がいたら、私は握手を求めに行きますよ
兎にも角にも、掛かる時間も費用も無駄だと思いますね~
こんなコストばかり掛かって得られるモノがほとんどない体制をとってまで、株主総会の準備をしている会社って多いんでしょうかね?
世の中はGWですね!
コロナ禍の規制が無いGWは3年ぶり?
私も有休を使って10連休となりました!
例年なら期末監査で多忙なのですが、去年から常勤監査役2人の無神経な発言や自覚の無さに働く意欲が削がれたのでリフレッシュを兼ねて大型連休です
まぁ、議長も務めてる社内監査役の軽口というか、自覚の無い発言には閉口するばかり
期中監査の時は、現業機関の実査に対して・・・
「実査と言って、物見遊山で行くのはアカンけど、最初から物見遊山やったらええやろ!?」
とか
期末監査で、執行側の内部統制システムの運用状況や事業報告、株主総会の議案の適法性を確認するためにチェックリストを作成しているけど、
「監査役の給料少ないってチェック入れておいれくれ!!」ってニタニタ笑いながら。
スタッフはコロナ禍になってずっと賞与が減らされているのに
自分ではほぼ何もしないクセに、今期の監査報告書を他のスタッフが前期と同じ文面を打ち合わせの場に提出したら
「前期と全く同じ文面で良いのか?会社法に触れないのか?」と意味不明の発言
もうね・・・
この程度の意識、認識の薄い監査役に一人2千万程の報酬を支払う意味がどこにあるのか!?と言いたい
一部上場会社の常勤監査役って、こんな昭和テイストの何もしない輩ばかりが退職前の腰掛に監査役というポストにおさまっているだけなんでしょうか?
株主総会で株主さんから質問攻めにあえばいいのに!!
我が社には、大小合わせると170社程度のグループ会社があります
うち、連結子会社にはほぼ常勤監査役がいますが
その前職のほとんどが、他の子会社の代表取締役社長又は取締役なんです
ほぼやる気なし、退職までの腰掛けに監査役を務めている人が多い
だって、連結子会社の常勤監査役はほぼ60歳オーバー
残りの会社人生は2~3年ですから
なので、執行側の若手一般職からみたら、監査役って謎の人物だと思います。
本社にいる私ですら、執行側の若手社員と話をしていると監査役って誰?って感じですからね
とまぁ、こんな感じですから、ガバナンス体制や、コンプライアンスについても積極的に指摘なんてしようと考えているグループ会社の監査役にお目に掛かったことがない
でも、何か業務をした実績は残さないといけないので、期中の監査業務で困ったことがあれば、本社の我々スタッフに色々と質問を頂きます
が・・・
そんなこと、自分で考えろ!自分で調べろ!!って内容がほとんど
グループ会社はマンパワーの関係で、専任スタッフをほぼ置いていないけど、本社の監査役スタッフはグループ会社監査役の部下ではないですから!
まぁ、サポートはしないといけないとは思いますけどね
そもそも監査役は独任制なので、本社の監査役だからと言って、グループ会社の監査役に指示や命令はできません
なのに、くだらない質問をしてくるグループ会社の監査役ほど、「俺はOB様だ!」という気が抜けないのか偉そうな物言いです
ホント、我が社だけじゃないと思いますが・・・
本社の管理職⇒グループ会社社長又は取締役⇒グループ会社監査役
って、人事運用の流れを是正しないと企業集団のガバナンスなんて向上しませんよね
コロナ禍で本社の要員も大幅減をするなら、グループ会社の監査役には40代・50代前半の優秀な人財を投入するべきだと思うけどな~
でも、若手の優秀な人財は執行側が離さないもんね~
策を練るのが良いのか、あと5年ほど待ってロートルが大量退職する時期を待つか
こんなことを真剣に考えたりもするけど、その頃、私はどこで何をしてるのでしょうかね