昔。早苗鯖の村番号2349頃からのお話。
その頃は真紅鯖はガチ勝敗、早苗鯖はゆる(カジュアル)、
四条鯖(今はない模様)はアイドルマスター、
バーボンハウス鯖は22恋ルール、雛苺鯖は闇鍋という住み分けができていた。
早苗鯖村番号7000ぐらいまでは大体そういう関係だったように思う。曖昧である。
真紅鯖が衰退している噂を聞いていたある日、小鳥、おろろ、緋色、等からなる早苗鯖後発面々(緋色は元早苗鯖民を自称しているが、経歴やスタイルからして真紅住民と定義していいように思う)が
早苗鯖のガチ勝負鯖化、いわば真紅化をたくらんだようで。
空気に鋭敏な早苗鯖古参は次々と去り、ガチ勝負鯖化は進行していった。
私(インサイト)はそれに気づかないままのほほんとしていたのだが、彼らが仕組んだ『説得』と『契約不履行による罰則』によってサーバーから追い出された。このあたりの記憶は曖昧であり、またそれは比較的どうでもいい。私が注意不足だっただけだなので。
一旦、早苗鯖から離れた私は『人狼式における画像/著作権の取り扱い』について深刻な問題があることに気づいた。
人狼式の持つ著作権モデルは、古の2chに代表される『アップロードされたものはすべてフリー素材』という完全にに時代遅れなモデルである。
すなわち、私が知る限りでは、著作権違反等の画像をアップロードし、村で使用した段階で、削除することができないということである。
履歴的にアイコン一覧を初期化したとしても、過去のログを参照する際は過去のアイコンが表示される仕様である。
これは何をもたらすか。
悪意ある複数端末を使う人間が、わいせつなどの違法画像をアップロードし、『村』をどのような形であれ成立させた段階で削除不可能になるということである。
それはシステムの欠陥であり、開発者及びサーバー運用者の自己責任である。
いくらなんでもそれはシステム的におかしいのではないか、とは思うのだけど。
離れて見た私が発見したものは、早苗、真紅、バーボンハウス鯖に共通する問題は『著作物に対する敬意のなさ』である。
他人、他社の著作物やその一部の切り取り、無断転載は日常茶飯事である。肖像権さえも。
今は『アップロードされたものはすべてフリー素材』という時代ではないので、訴訟リスクを抱えることになる。
確かに、二次創作としてガイドライン(及び二次利用における諸権利がクリア)に準拠していれば使用可能であるが、そう見えないものも多く見られる。
『著作権は親告罪であり、訴えられない限り何をしても良い』という抗弁はたしかにあるが、「その虚構を愛しRPをする人間が、著作に関しての意識の低さを恥じることは無いのか」と言おう。また、分かり次第各著作権者に可能な限りの通報を行っている。
『フリーアイコンなら何をしてもいいのでは?』という問いはある。一部のフリーアイコンには『使用規約』があり、用途が限定されていることがある(使用規約がないもの、完全自由なものもある)。
なお、現在の人狼式のシステムでは、アイコン画像の配布元URLの追跡ができない。すなわちそのアイコンが合法的に使えるかどうかなど一切不明である。
ここから少しむずかしい、人によっては解釈の異なる話になる。
『人狼』は「村人」であった存在が『人狼』や『狐』に成り代わる物語である。
東方の場合はまだいいとして、『アイドルマスター』(四条鯖は『四条劇場』という形でメタゲーム処理(後述)していた)や『ウマ娘』などの虚構にはふさわしくないのではないか。あくまでも主観である。
これに対する抗弁であるメタゲーム処理、メタゲーム仮説について述べる。
『我々の居る世界と、人狼が村人を噛み殺す世界の間に、「RPしている人物が人狼ゲームをプレイしている」層がある』というものである。
これは有効な仮説に見えるものの、それが成立するためには、明示的に「彼らはゲームとしてプレイしている」という描写が必要ではないかと思われる。これもあくまでも主観である。四条鯖(四条劇場)は最低限の処理でメタゲーム処理を行っていたようである。
なお、私が著作権について騒いだあと気づいたのだが、「12346」氏がブログ記事をすべて削除し、姿を消していた。理由は不明である。