石灰化があれば必ず痛むの?
●整形外科で「股関節に石灰化が痛みの原因」と説明された60代男性が来院された。
7年前から1時間以上散歩すると左股関節(つけ根)に痛みが出てくる。両足の大きく開くと違和感が出てくる。たしかにレントゲンを撮影すれば石灰化あれば見栄えが悪いし、気になります。しかし石灰化が原因だとすれば、切除しなければ痛みは消えませんね。
よく考えてみますと、痛くない8年前の写真と痛みがある写真を比較して説明されるのならまだ分ります。しかし、痛み始めて石灰化が存在がわかっても、この石灰化がいつ頃発生したのか写真からは読めない。現実的にそれは難しいでしょう。症状がなければ写真など撮りませんからね。後だしジャンケンのこぎつけ画像結果は必ずしも原因ではないことが多い。
また痛みのない右側も写真撮って比較していない場合もありますよ。石灰化の発生した時期と痛みがリンクしているのですか?肩や腕や股関節に痛みを訴え石灰化(私は画像を見ておりません)があっても痛みが改善しているので、私の経験では必ずしも石灰化が原因ではないと考えます。石灰化=痛みは安易です。ヘルニアがあれば腰痛ですか?皮膚にイボがあれば痛みますか?
2回目施術後、7年ぶりに4日間は痛みがなかったと報告がありました。痛みがない時に石灰化が消えているのでしょうか?いや、消えてないでしょう多分。原因は他の場所にあるのでしょう。その後の経過を報告したいと思います。
症状を訴えレントゲンを撮影すると石灰化が原因ですと整形外科で片付けられて終わる。今も昔も同じことの繰り返しをしています。患者も画像の魔術にかかると抜け出すのが大変です。原因を追究するために画像検査が開発されたはずのに、判断者が間違って解釈すると患者が困るのです。
群馬 伊勢崎市
内外治療室