行政書士の登録はしてみたもののpart6
行政書士になってから立ちはだかる次の山は「実務を覚える事」。
この山は「集客」と言う山に比べれば、比較的簡単に越えられる山
です。
ただ、それでも苦労することには変わりありません。
まず説明しておきたいのが行政書士の試験というのは「実務」に
一切関係ありません。
例えば税理士試験であれば、相続税法や事業税法など税に直接
関連する科目を勉強し、合格するくらいになればある程度は実務
にも対応できるでしょう。
ある程度はですが。
司法書士ならば不動産登記法や商業登記法など実際に登記する場
合の書類の書き方など勉強できるわけで、これもある程度は実務に
対応できることでしょう。
翻って、行政書士試験はどうでしょう。
試験科目は「憲法」「民法」「会社法」「行政不服審査法」「行政事件
訴訟法」「行政手続法」「行政代執行法」「国家賠償法」「地方自治
法」「商法」「個人情報保護法」「損失補償」それに「一般知識」とい
ったところです。
これらの試験科目から実務に繋がる知識を得ることは、ほとん
どありません。
実際に自分の実務に必要とされるのは、私の場合には「会社法」
「商法」「民法」といったところでしょうか。
いや、法律の知識が必要なのは当然分かっています。
ただ、実務との関連性があまりにも乏しいのです。
おそらくこの先も「行政代執行法」や「国家賠償法」の知識が必要と
なることは無いでしょう。
むしろ「入管業務」に必要な「入国管理法」や「難民認定法」あたりを
試験科目にいれたら実務に役立つような気がします。
とにかく言いたいのは、試験に受かった段階では何も実務が出来
ないと言う事。
「どこかの事務所で働きながら覚えれば良いのでは?」。
確かにそうです。
そうできれば。
というのも補助の人間を雇い入れてくれる行政書士事務所の数は、
そう多くもなく、また私の場合ですが、40を超えたオッサンを引き
受けてくれる事務所はまずないでしょう。
あるいは「そんなものは、経験していけば良いだけの話だろう」。
と、言われそうです。
確かに実際実務を覚えるのには、実践が何より大事で確かです。
ただ、ここで困る事が一つ。
ホームページです。
今ほとんどの方がホームページをお持ちだと思います。
例えば「会社設立なら当事務所へ」とか「相続に関しては当事
務所へ」と言うようなコピーで。
ところがホームページを作る段階では「会社設立」も「相続」もまだ
やったことが無いのですよ。
多少、どこかの事務所で経験しているのならともかく、まったく初めて
のことなのに「会社設立なら当事務所へ」「相続に関しては当事務所
へ」というコピーを張り付けたホームページを作ることに、物凄く抵抗
がありました。
ほとんど詐欺かも知れません。
でも大体の行政書士はそうだと思います。
で、私の場合ですが、最初に作ったホームページがいわゆる「先生
ホームページ」というやつで、会社設立から風俗営業はては相続・
離婚まで網羅してしまったものだったのです。
でっどうなったか。
今回も長くなりすぎましたので次回に。