起業家応援行政書士 徳山孝一のブログ -363ページ目

一円会社の使い道

会社法が改正されて、一円の資本金で株式会社を設立する

ことができるようになり、実際に資本金が一円の会社を目にす

るようになりました。



この「一円会社」安く済む点では重宝しますが、良いところば

かりではありません。



まず何と言っても「信用度」が低い。



なにせ「一円」ですからね。



数千万の取り引きをしようとした相手の会社の資本金が

「一円」だとしたらどうでしょう。



とてもじゃ無いけど信用できません。



融資と言う事に関しても、いささか問題ありです。



公庫などでは「自己資金制限」があり,大体借りたいお金の

半分くらいは自分で用意しなければいけません。



法人に置き換えると、自己資金が資本金と言う事になります。



「一円」では融資どころではありません。



(もっとも実際の融資現場では、法人の融資申請に於いても

代表者の個人通帳を提示することを求められます。これは

会社を相手にするというより、代表者個人の資質を重要視

していると思われます。


私のお客様の例ですと、一万円の資本金の株式会社で

代表者の個人預金百万。それで三百万の融資申請が

保証協会から実行されました。)




それでも「一円会社」でも問題無い場合も当然あります。



例えば「ネットビジネス」系。


「ネットビジネス」では顧客となる相手は、ほとんど個人です。



いちいち相手の会社の登記簿謄本を取り寄せて調べる

なんてことは、まずないでしょう。



ですから資本金がいくらか、なんてどうでも構いません。



また法人化するメリットとしては、会社名義の口座が持てる事。



一般のお客側からしても、個人名の口座にお金を振り込むの

は、あまり感じの良いものではありません。



やはり法人名の方が抵抗はありませんよね。



ここらあたりが「一円会社」の良い使い道ではないでしょうか。