一日一日② | りぃぶっく(BIG BANG 妄想小説)

りぃぶっく(BIG BANG 妄想小説)

RISAの自己満日記です(*>ω<)ノ
倖田來未、BIG BANG情報やBIG BANGの妄想小説もやってます。











今日は病院の検診日。






通院しながら、抗がん剤治療をしている。



もうすぐ私は入院して、治療を続けないといけない。






送り迎えはいいって言ったのにタプが運転してくれた。







「気晴らしに買い物でもするか。」






本当はそんな気分になれなかったけど、せっかくタプが言ってくれたから私もそうする事にした。






駐車場に車を停める。




不意にタプの頬につけられてるキズ跡に目がいってしまった。







「ごめん…私のわがままで迷惑かけて。」







「…今に始まった事かよ。気にするな。」











その時目の前に止まった車。






何気無くみて見ると、ジヨンが乗っていた。




ジヨンも気づいたみたいでこちらを見ている。










見つめ合う2人。









当たり前だ。今でもこの2人は想いあってるのだから。








サラはジヨンもまた顔に傷をつくってるのを確認する。









(ジヨン…ごめん…)








心の中で呟くしかなかった。







その様子をタプが見守る。









サラはどうすべきか少し考え、ジヨンを追い詰める行動にでる。









ここで恋人らしくしないと、作戦は水の泡だ。









みんなが協力してくれた。









サラは一度ジヨンに妖しい笑顔を見せると、タプの側へ寄り添う。




タプもまた、寄り添ってきたサラの肩を組んだ。







その光景を見たジヨンが車から降りる。








乱暴にタプの車のボンネットに手を着く。





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「お前らいい加減にしろよ!」





車の中で幸せそうな恋人を演じながら見ている2人。





より、ジヨンに見せつけるかのように笑みをみせる2人。




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そんなジヨンをヨンべとスンリが止める。





ヨンべ「ジヨン!落ち着け!」





「落ち着いていられるか!人の女を盗られたんだぞ?」






サラはその言葉を聞いてジヨンを見つめていた。







出来るならずっとあなたの側にいたい。





でも……






ジヨンを見ているとその感情を抑えられなくなりそうだったので、視線を逸らした。






ヨンべとスンリがジヨンを車に戻る様促す。





「触るな!」







ジヨンは自ら車に向かう。







「サラ…!お前がそんな女だと…思わなかったよ…!」





車に入る前そう呟いた。








ジヨン達の車が走りだす。
その姿が消えるのを確認するとサラはガマンしていたものを全て吐き出した。






「っ…ごめ…ん!ジヨン…!!」






泣きじゃくるサラをタプはただ黙って付き合う事しか出来なかった。










家に帰るとジヨンは部屋にあるものを全部ひっくり返した。






机、本棚全部を倒しても気休めにならない。





心配になって部屋に来たスンリとテソンがその光景を目の辺りにする。





スンリ「僕、もう我慢できない…」







テソン「スンリ!…やめろ…。」





スンリ「だって!テソンはおかしいと思わないのか?」





テソン「そんなの思うさ!……でもサラさんだって悩んで決めた事だ…!」






スンリ「こんなのおかしい…2人はまだ愛し合ってるのに…!」





部屋の中は荒れ、ジヨンの叫び声だけが残った。










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少し落ち着いたサラは自分の部屋でボーとする。






その手にはジヨンとの思い出の写真が溢れていた。









…あの頃に戻りたい…。







ただ一緒にいて幸せなだった…あの頃に…







髪の毛に手を触れると、抗がん剤の副作用なのかごっそりと髪が抜ける。






…始まった。






不思議とショックではなかった。





こんなの…ジヨンの気持ちに比べたら…!






それくらいサラもまたジヨンを愛していた。









「ワンっ!」





部屋の中に響くボクサーの鳴き声。





「ふふっ…ありがとう。元気づけてくれてるの?」





ボクサーの頭を撫でる。






「ジヨンに…会いたい…。」






つい本音が出てしまった。








自分で決めた事なのに。














「手術…ですか?」






「はい。摘出手術です。」







「…でも…それやったところで生きられないんですよね?」







「…もっと前向きに考えましょう。生存率は今より上がります。しかし…」






先生はパソコンで何かを打ち込みこちら側に見せた。






「手術での成功率は低いです。」








この時の私は正直どちらでもよかった。




ジヨンとどうせ一緒にいれないし。








結果はどっちにするにせよ、入院となった。





日に日に髪の毛はごっそりと抜け落ちるばかり。





所々に毛が生えてるのが嫌でタプに頼んで、髪の毛を全部剃った。






今日から帽子がかかせない生活となった。







スンリ「ヌナ~やっほ!」




ヨンべ達がお見舞いに来てくれた。






テソン「これ、どうぞっ!」






「えっ何?何?」






持って来てくれたものを開けると中には可愛らしい帽子が入っていた。






ヨンべ「サラは花って柄じゃないからな。どうせなら使うものがいいかと思って。」






「なっ?ちょっとそれひどくない?笑
……でも嬉しい!!ありがとう!!」






サラは今まで被っていた帽子を脱いで、貰った帽子を被る。





髪の毛が抜け落ちて、ツルツルの状態を見るのは3人始めてだった。






「どう?似合う??」






すぐに言葉が出ない3人。






タプ「今までで1番綺麗だよ。サラ。」







「でた!色男タプの決めゼリフ笑!」






部屋の中は笑いに包まれていた。







ヨンべ「僕ちょっと、お手洗い。」







いろんな気持ちが交差して思わず部屋を出てしまった。







ヨンべの手には携帯が握られていた。






しばらくソファに座って考え込むヨンべ。






「彼」に言うべきか言わないべきか悩んでいるのだろう。







携帯を握りしめてそのまま病室に戻るヨンべ。





不意に部屋から話しが聞こえる。






「手術?!」






「そう。ガン細胞を少しでも減らす為に摘出する手術。」






テソン「……それで治るんですか?」





「なかなか…そうはいかないみたい。1番はドナーが見つかるのがいいみたいだけど。」






スンリ「でも…今よりは生きられるんですよね?」





「うん。でも、私の場合手術での成功率が低いみたいなんだ。」






タプ「手術、明日なんだと。」




「明日??!!」









ヨンべはすぐに彼に電話かける。







呼び出し音はなるばかりで、出る気配がない。







ヨンべは病院を後にして、探しに行く。






彼のいそうな所を探すがどこにもいない。







「肝心な時に…あいつは!」










そのままジヨンを探せないまま手術当日になってしまった。







「それじゃ皆行ってくる」






手術当日。みんなが来てくれた。






「頑張れよ。」





「うん。ありがとう。」







「あっタプ!」





私はタプにお願い事をした。









「……わかった。大切に保管しとくよ。」











結局ジヨンを探せなかったヨンべ。




もうすぐサラの手術が始まる。






昨日から何度も鳴らす電話。








「………昨日からなんだよ?」






やっと出た。







「ジヨン!今すぐ大学病院に来い!」






「病院?なんで?」





「……サラが入院してる。」






「サラ?…入院?なんで?」







「サラ…白血病だって。とりあえず訳はあとで話す。すぐに来い!今から手術だ!」







ヨンべは電話を切る。








「手術……病院……?」






しばらくジヨンは携帯を耳に当てたまま動けなかった。







いろんな事が走馬灯のように蘇る。






最後にヨンべが言った

『サラが待ってる。』






それだけで全てがわかった気がした。





ジヨンは走った。




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人にぶつかろうがお構いなしに走った。






もしかしたら、自分の脳裏に浮かんだ事が本当かもしれない。







確かにサラの態度はいきなりおかしくなった。





もしかしたら…サラは俺の為に…?






サラに会って早く確かめたかった。






早く。早く。





ジヨンは力ある限り走った。






あと少し…それまで待っててくれ…サラ!











「えっ?」





辺りを見渡すサラ。







タプ「どうした?サラ?」








「……今ジヨンの声が聞こえて……居るはずないのに…ね。」






サラは悲しそうに笑った。







看護師「それじゃ、そろそろ支度して下さい。」






「はい。」







いよいよだ。





もしこの手術、成功して少しでも長く生きられるとしたらジヨンに打ち明けてみようかな。






ジヨン、なんで黙ってたのか怒るかな?




それとも…私の事もう…


忘れちゃったかな?










手術が始まる。








手術室まで見送るタプ達。





皆祈るように両手を合わせるばかりだった。









バタバタ!ガタッ!






遠くから慌ただしく音が聞こえる。






タプ「!!………ジヨン!」






息を切らしてるのを見ると走ってきたのはすぐにわかった。






きっとサラの事を知って……













そのまま何も言わず通り過ぎようとするジヨン。







タプはジヨンの腕を掴んだ。






掴まれた手を見るジヨン。





その手に渡されたのは指輪だった。






タプ「嘘ついて悪かった。……全部ジヨンの為だったんだ。………彼女は君のこと今でも愛してる。」








タプの言葉を聞いて脳裏に浮かんでいた事が全て本当だと知るジヨン。








溢れててくる涙が止まらない。












涙で視界が見えなくてもフラフラながら手術室へと向かうジヨン。






スンリ「ヒョン?!」





テソン「どうしてここが??」








2人の問いかけにも答えずまっすぐ手術室の前へと行く。






「……サラ…は?」







ヨンべ「たった今手術室へ入った…。」






もう涙でぐしゃぐしゃになり頭の中も混乱している。





ふらついて倒れようとするジヨン。






ヨンべ「ジヨン!!」






すかさずヨンべが抱きとめた。






「俺……しらないで…サラにひどい事…言った。」






ヨンべ「…うん…。」






「サラは…サラは!……俺の為に…!」






ヨンべ「ジヨン。サラの手術が終わったら本人に言え。
…サラは…きっと大丈夫だ。」

















医者「はい。麻酔入りますね。10秒カウントします。」







「9.8.7.6…」







『サラ!!』







やっぱりジヨンの声が聞こえる。






私の事を呼んでる……







でも…






どうして泣いてるの?








そんな悲しい顔しないで…










あなたの笑顔は人を幸せにする力があるんだから…











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2人の思い出が走馬灯のように蘇る。






「5.4.3…」







カウントを全部聞き終わらないうちにサラはゆっくりと目を瞑った。









『…ジヨン…。』









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「サラ?」









ヨンべ「ジヨン?」








「サラが…俺を呼んでる…!」






手術室のドアを叩くジヨン。







ヨンべ「ジヨン!落ち着け…!」









「サラ!サラ!サラぁぁぁ!!」








その瞬間手術中のランプが消える。







中からストレッチャーが出てくるのが見えた。







「サラ…?」










ストレッチャーの上にいるサラは穏やかな表情を浮かべていた。





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タプ「先生…!サラは?」










「…残念ながら…手は尽くしましたが…」











「そ…んな…うっ嘘だよな?…サラ…サラ!なぁ起きろよ!」













スンリ「…ヒョン…」






「本当に助けたのか?なぁ…もう無理なのか?」







ジヨンが医者の胸ぐらを掴み、攻め立てる。







ヨンべ「ジヨン!やめろ!」








「つい…さっきまで生きてたじゃねぇか…なのに…突然…」







「お悔やみ申し上げます…。」








ヨンべ「ジヨン…。」







それでもジヨンは胸ぐらを掴むのはやめない。





「なんで!…なんでだよ!!」






タプ「ジヨン!いい加減にしろ!………サラは…サラは死んだんだ。」







タプの言葉に崩れ落ちるジヨン。








彼女との思い出が蘇る。








『ジヨン……笑って……』







彼女はよく俺にそう言っていた。







でも…サラ。





今は笑えるかよ…。









タプ「ジヨン…サラが言っていた。
…ジヨンの笑顔には人の幸せにする力があると…いつでも見てるからメソメソしたら…承知しない…とな。」








「ふっ…なんだよ…それ。」






笑顔で人を幸せにする力なんてあるわけないだろ…






サラ自身を幸せに出来なかったんだから。






その瞬間手から転がり落ちた指輪。






それがまるで、サラに笑えと言われてるみたいだった。








『ジヨン…ありがとう。』








ジヨンは空を見た。






残酷な現実と反して、空は大晴れだった。







ジヨンは深く深呼吸をして目を閉じる。






こうして目を閉じると彼女に逢える。







彼女を追いかけ手を引っ張ってみる。








彼女が振り向く。








振り向いた彼女は……















彼女は笑顔だった。









~say good bye~