「あなた、素材は素朴だけど目と肌のきめ細かさは自慢出来るわね!」
「はっはぁー…」
どうゆう訳か私はプロのスタイリストにメイクをさせられてる。
もちろん韓国語だから通訳係りでスンリもその場にいた。
「はい!出来たわよ!」
「愛梨さん!終わったそうです!すっげーキレーですよ!ヒョン~」
スンリはジヨンを呼びに行った。
「どれどれ??…!」
「お~!あ~ちゃんかわいいね」
望くんがそう言うと、さっきの石田純一カーディガン男が来た。
「望くん~やっぱ、私ジヨンの相手役無理だよ~(><;)」
「だいじょ「大丈夫!あいてやくジヨンじゃないから!」
ジヨンの話を割ってきたのは片言な日本語をしゃべるカーディガン石田だった。
「はっ?どーゆうこと?」
そう言ってジヨンとカーディガン石田は韓国語で会話し始めた。
会話が終わったジヨンは少しふてくされた顔をしていた。
すかさずスンリがこっちへ来て通訳してくれた。
「ヒョンは愛梨さんとMV撮るつもりできたみたいなんです。でも監督は今回はピュアな歌だからMVはあまり顔出しせずに素人にやらせるつもりだったらしいですよ!」
スンリがニヤニヤしながら教えてくれた。
「でも、監督の言った事を素直に受け入れたって事は、ヒョンと同意見だったんですよ」
ジヨンは完璧主義だと聞いた事がある。
作詞作曲、あとは制作にも関わった事があるアーティスト。
急に彼と同じ空間にいる自分が嘘みたいに思えてきた。
さっきのカーディガン石田がまたこっちにきて韓国語で何かを叫んだ。
途端にスタッフが握手を始めた。
ジヨンが監督に怒った様子で何かを話した。
その空気についていけてない、私と望くん。
そうするとスンリが望くんのそばにやってきて、
「あなたが愛梨さんの相手役に、なるみたいですよ!」
「俺?!」
「ふたりよく、おにあいです!」
カーディガン石田がそう言うと、ジヨンは益々機嫌悪そうだった。
「あ~ちゃん………」
「望くん気持ちわかるよ~。これやらなきゃダメなのかな?( °д°)」
「MVって何?」
スンリが新喜劇並みのリアクションをした。
「のっ望くん!PVの事だよ!」
「それって全国放送?」
「ぜっ全国?…全世界になるんじゃないかな?」
「じゃあ~ちゃん!やろう!」
そうだった…望くん、梓の紹介で読者モデルやってるんだった…
こうして嫌がる私を置いて、半強制にMVの撮影が始まった。
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