被災した地域が今後どのように復興し、

そして発展していくかは私たち一人ひとりが

描くVisionによって大きく左右されると思う。


被災した人々には、悲しい記憶と、心の傷が残っている。


しかし、それはもう変えられない過去のことで、有限なものだ。


しかし、私たち被災者が描くVision。それは未来に向かうものであり、

無限で、可能性に満ちている。


今後の被災地が素晴らしい発展を遂げられるように

私たちが素晴らしいVisionを描いていくべきなのではないだろうか?


これもまた私たちにできる一つのことなのだと思う。


今私にできること。

それは精いっぱいに生きること。


亡くなった人々の人生まで背負って行くことは

今のちっぽけな私にはできない。


今私にできるのは自らの人生を精いっぱいに生きることだ。

泥にまみれながらも、誰かに打ちのめされながらも、

それでも精いっぱいに眼を張り、生きていく。

眼張って(がんばって)生きていくこと。


それが今の私の使命なのだと信じている。


生きよう。精一杯に。

この震災で私も多くのものを失った。

どんなに嘆いても、もはやそれらを取り戻すことはできない。


大地震という大いなる自然の力を前にして

私たちはなんと無力なことだろうか…。


今、目の前にあるこの状況をどのように捉えればいいのか?

あらがうべきか?それとも…


それとも、受け入れるべきか?


私は受け入れるべきなのだと思う。


現実を受け入れ、現状を知るべきだ。

自らがどこに立っているかを知り、

どこに向かうべきかを熟慮し、

そして決断する。


あらがうのはそのあとでよい。

いや そのあとでなければ真にあらがうことなどできない。

できるわけがない。

少なくとも私にとっては。


受け入れようと決意した途端、

心のスペースが急に広がりを見せてきたように思う。


こうやって人間は成長していくのだろう。