東京の端っこ在住。
22才のカジノディーラー兼通信制大学生長女を筆頭に、専門学校生、高校生(2025年現在)3人の娘を育てるアラフィフ女子。
特筆すべき点もないありふれた日常を、独断と偏見でぶった斬る???娘たち曰く「見た目はオバさん、心はオジさん。世の中の常識が通用しない、サバイバル系不死身の過激派」らしいです。お暇なときにちらりと覗きに来ていただければ幸いです。
こんにちは。
清々しいほどに、いつも大好きな韓流アイドル・テギョン君を追っている侍ままんです。
次女と一緒に専門学校の入学式に行った時のことです。
新入生は一堂にリクルートスーツを着て、男子はビジネスシューズ、女子はパンプス着用という感じでした。
ここで私が目にしたものは、パンプスで靴擦れした結果、足が血まみれになった多くの女子たち。
実に痛々しかったですね〜
生傷を見たのって久しぶりな気がしました。
私が見た限り、朝家から移動してくる道中で、すでに負傷している子たちがほとんどでした。
ここで私の意見を言っても良い
あのね、世の中に快適なパンプスなど存在しません。絶対です。
なぜならば『歩く』という人体力学に対して、パンプスと呼ばれる靴の構造が、歩ける構造になっていないからです。
わらじを思い浮かべて下さい。
靴が導入されるまで、日本では長距離移動をするにはわらじを着用していました。
言い方は悪いですが、あんなもので快適に歩けていたのです。
なぜ
私が思うに、本来靴に求められる機能はたった一つだけ。
それは『裸足で歩いたら足の裏痛えじゃん』つまり足の裏が保護できれば、本来は何でも良いはずなのです。
要するに極論、靴に必要なのは靴底の機能だけ。だがしかしこの靴底をどうやって足に固定するのか、それが靴に与えられた唯一にして最大の課題です。
そこでわらじよ。
こんなに簡素な造りなのに、歩くために必要なポイントを余すことなく押さえているのです。
まず①つま先
ここがパカパカしてたら歩けません。
はい鼻緒を指で挟んで
おっけー
次は②かかと
ここもパカパカしてたらダメね。
はい足首に巻きつけて
おっけー
最後に③甲ね
ここに固定することで、どんなに歩いても足の動きで靴底がズレることはありません。
この3点保持で十分なんです。
と言うより、この3点が【不可欠】
現代の靴も、基本的にはこの3か所を保持することで歩きやすく作られているはずなのです。
ではこれをふまえてパンプスを考えてみましょう。
つま先は、一応靴底が足から離れない役には立っているようですが、これの問題は形が本来のつま先の形状と異なるため、指が押しつぶされて痛いこれに尽きます。故に失格❌️
かかとはどうかガバガバなんてもんじゃないですよね
私に言わせればパンプスのかかとなど戦闘力ゼロ
擦れて痛いことを考えたら、無い方が良いくらいです。論外❌️
最後に甲。ここが大問題だと思っています。靴というのは甲を保持してなんぼだというのに、パンプスは甲に何もない。こんなん筋交いのない建物みたいなもので、違法建築に等しいレベルです。
最近ようやく甲にベルトが付いたものが出てきましたが、それでも細くて役に立たないので失格❌️です。
そしてそもそも靴底。
何のクッション性もなければ、ストッキングとの相性が最悪なツルツル素材で、何の引っ掛かりもない摩擦ゼロしかもヒールの傾斜により、常につま先方向に足が滑って行って、わざと歩けないように作られているんじゃないかと疑うほどなので失格❌️
つまりオール❌️ですよ。
こんな代物を『足がきれいに見える』と言うくだらない理由で、履かないといけない場面があるのです。
分かりますよ。
パンプスを履いていたら、何となくちゃんと見える気もします。でもそんなのは完全に気分の問題です。ちゃんと見えることの代償に、失うものがあまりにも多すぎるのです。そもそもあれは歩くための靴ではないんです。
それで、前述の入学式の血まみれですよ。
パンプスを履くことに何の意味があるのでしょうむしろ大多数の人が負傷している靴など、靴と呼んでも良いのでしょうか
車だったら完全にリコール対象です。
集団事故です。
私は4年間のOL生活を通して、事故らないパンプスがこの世に存在しないことを確信していました。
そして2年間の葬儀の経験を経て、使えるフォーマルシューズはこれしかないと断言します。
私のお仕事は毎日葬儀に参列するので、一応フォーマルシューズが原則です。それで私も初めは一般的なパンプスを履いていたのですが、問題が発生しました。
式が終われば我々は、即座に片付け部隊になるのです。つまりジャケットを脱ぎ捨てて、重い花籠を担いでトラックの荷台に飛び乗らなければならない。
パンプスなどという不安定な靴では、命の危険があるだけでなく、耐久性が著しく低いため、最初の一足目はすぐにボロボロになってしまいました。


この靴はバッチリ甲が覆われていますから、履き心地はほぼスニーカーと同じです。更には花屋に嬉しい防水。
この靴のおかげで私の花屋ライフがどれだけ快適になったか知れません。
そういうわけでこの靴に出会ってからは、フォーマルシーンもパンプスを履かずにこれで通しています。
でももっと言うと、今回は卒業式も入学式もスーツにスニーカーでしたけどね。
なんかもう馬鹿馬鹿しいんだもの。
スーツにスニーカーはダメなんて誰が決めたのオレたちはどんな時も駅の階段を駆け上がる運命なんだから、スニーカーが最適に決まってるのさ
東京こそスニーカーの街だと確信しています。
それで次女にも『入学式の靴はコレにしろ』と、半ば強制的にこの靴を履かせました。それでどうせパンツスーツでしたので、ストッキングじゃなくて靴下を履いて。ついでに言うと、私ストッキングも嫌い
おかげで靴擦れに悩む多くの友人たちを尻目に、快適に入学式を終えることが出来ました。
本当に、快適な通勤通学は足元からよっ
もしも、どうしてもお仕事でフォーマルシューズを履かないといけないという方がいましたら、試してみる価値は十分だと思います。
あと個人的にはもう、パンプス以外不可っていう仕事には就かないことに決めています。