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東京の端っこ在住。

21才のフリーター兼通信制大学生長女を筆頭に、高3、中3(2024年現在)3人の娘を育てるアラフィフ女子。

特筆すべき点もないありふれた日常を、独断と偏見でぶった斬る???娘たち曰く「見た目はオバさん、心はオジさん。世の中の常識が通用しない、サバイバル系不死身の過激派」らしいです。真顔

お暇なときにちらりと覗きに来ていただければ幸いです。

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こんにちは。

清々しいほどに、いつも大好きなテギョン君を追っている侍ままんです。ニコニコ


『グランメゾンパリ』
グリーンハートグリーンハート絶賛公開中グリーンハートグリーンハート
お花ってもらって嬉しいのかなキョロキョロ
(職業:花屋)


今日はちょっと知的な(?)お話を。



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『チ。』ご存知でしょうか?
最近子どもたちが見ているので、いつも通り皿を洗いながら傍観しております。


深いね〜このアニメ驚き


まず『地動説』の証明に命を燃やした人々にロマンを見出して物語を作ろうなんて、発想が斬新すぎます。
最近外国人のYouTuberの方が『日本人てどんなジャンルでも物語にしちゃうのがマジですごい驚きアセアセ』っておっしゃっているのを見ましたが、本当にその通りだと思います。
現在、漫画市場で取り上げられていない分野なんか、ほとんど残っていない気さえしますもの。


それでこの作品を見ながら、長女と語り合うのです。

『なんかさ、、、これを見てると何の制約もない時代に生きているのに、世の中の真実に向き合おうともしない、今の自分の状況が、大変申し訳なく感じてこない????怠け過ぎだろうっ!?ウチらゲロー


そう。
ここに出てくる人々は、己の人生を賭けて地球が公転、自転していることを証明しようとするのです。
それの何が、そんなに大変なんだと思われるかも知れません凝視

だがしかし、真実を証明すること、それがめちゃくちゃ大変だった絶望アセアセ

それがこの『チ。』という作品のテーマです。

タイトルの『チ。』には恐らく『地』『知』『血』様々な意味が包括されていると思われます。非常に深い。


この物語は、地球が宇宙の中心にいて、その他の天体が地球の周りを回っているとする『天動説』が信じられていた時代に、太陽を中心に地球の方が動いている『地動説』に、気付いてしまった人たちの葛藤を描いています。


要するに【思想の統制】というのが一番大きなテーマです。皆んなで同じ認識を持って生きて行こうと言ったときに『君は突然何を言い出すんだっっっ真顔』ってことです。

守るべきことは真実とは限らない。

何か、いまどっかでもそんなことで大騒ぎになってますよねえー??
誰かの都合のため、真実が嘘で隠蔽されている事実に気付いた時、人はそれを公にするべきなのか、巨大権力には抗わず真実に気付かぬふりをして長い物に巻かれて生き続けるのか。

人間とは何年経って時代が変わったところで、やってることは何も変わらねえな、というのが昨今の私の思いです。キョロキョロ


それでこれまでの歴史を振り返ってみると、様々な葛藤は起こるものの、一応ご都合主義の嘘は破れ真実が生き残っているように見えます。(だがしかし、これも『今は』真実だと言われている、または真実だと『されている』だけで、本当の本当の真実がどこにあるのかは誰にも分からないのかも知れません。)


だがしかし『地動説』が真実としてローマ法王に認められたのは2008年だというではありませんか。

おっそ!!ゲロー

びっくりだよね?

ただこれはあくまで『宗教的に』認めたということなので、学問的にはとっくに常識になっていたと考えて良いでしょう。
だって我々は、2008年よりもっと前に学校で地球は自転、公転してますと教わりましたからね。


つまりローマ法王が、なぜか2008年まで引っ張ったものを、何百年も前の人たちが『真実』として通すことがどれだけ大変だったか、言いたいことはそういうことなのです。


我々にしても、もしこの『チ。』という作品が作られなければ、この世にそんなアホみたいな話があったことすら知らずにいたと思うのです。


正直言って、真実が『天動説』だったとしても『地動説』だったとしても、今の我々の生活はそんなに変わらないような気もします。

だけれども問題なのは、真実を知ろうとしない人間の心。
誰かが言っていることを鵜呑みにする心。
誰かの都合の中で、転がされているだけかも知れない可能性から目を背けている心。

巨大権力が暴走する時、それを、知らない良く分からない調べるのも面倒臭い、そういう理由で見過ごそうとしていませんか?とそう言われている気がするのです。


さらにはこの物語の登場人物たちは、真実に辿り着く作業を決して1人で完成させようとはしません。

今すぐじゃなくてもいい。
僕の意思に気付いた誰かが、その先を掘り進めてくれればそれで良い。

ネタバレになりますが、彼らは迫害を受けながら研究をしているので、どうしても1人の主人公の命が短いのです。
それで長女曰く。
『それでもそれぞれの主人公は一片の悔いも残さずに命を終えていくんだよ大泣き人生の価値は長さじゃない凝視
ま、主人公が変わるたびに毎回号泣してるんですけどね。

これも深いよ。驚き

だって現代人は自分の【今】を充実させることに夢中じゃない?未来とか他人のこととか知ったこっちゃないんですよ。後世に何かを伝えようとか、まるで考えてません。子孫すら残しませんから。


もしもこのまま人類が滅亡すれば、宇宙論もへったくれもありません。何もなかったことになるだけです。


『チ。』を見てしまうと、流石にそれはないわ〜驚きタラーと思ってしまいます。


人類の飽くなき探求心、知的好奇心。
神はなぜこんな能力を人類に与え給うたのでしょうか。

そしてなぜ人類には天才と凡人がいるのでしょうか。

夜空を眺めて和歌を詠んだ人と、天体の観測をした人では、何が違かったというのでしょうか。

そして私は今だに地球地球が動いていると言われても、良く分かっておりません真顔


ただただ
天才ってスゲえな驚き
って思います。


【注】あくまで皿を洗いながら断片的に見た感想です。細かいところは見ておりません。ご了承下さいアセアセ



※地動説を知りたい方はコチラウインク

※小学校の先生がおたよりに書いた内容が地味に秀逸