東京の端っこ在住。
21才のフリーター兼通信制大学生長女を筆頭に、高3、中3(2024年現在)3人の娘を育てるアラフィフ女子。
特筆すべき点もないありふれた日常を、独断と偏見でぶった斬る???娘たち曰く「見た目はオバさん、心はオジさん。世の中の常識が通用しない、サバイバル系不死身の過激派」らしいです。
お暇なときにちらりと覗きに来ていただければ幸いです。
こんにちは。
清々しいほどに、いつも大好きなテギョン君を追っている侍ままんです。
我が家の長女は、国立大学を卒業した両親から『大学に行くなら国立にしろ』という圧力を受けた結果、あっさりと『じゃあ大学には行かねえ
』大学に行くことを放棄しました。
親としては、一応国立に行くつもりで頑張って勉強した結果であれば、例え私大になったとしてもその時は仕方がないと思っていたのです。
ところが、どうやら長女にとっては大学に行くこと、または大学に行くために必死になって勉強するということ自体に、全く魅力が感じられなかったようで、特に悩む様子もなく高校を卒業すると同時にフリーターになりました。
それにしたって、長女以外の子たちは、浪人を除けば誰もが進学するような高校に通っていたのにですよ。
ある意味すごくない
私だったらそっちの状況のほうがイヤですけどね。1人だけ流浪人として卒業することになるのだとしたら、大人しく勉強して進学したほうが精神的に楽な気さえします。
この辺が長女が『メンタルヤクザ』と揶揄される所以なのでしょうな。
中学3年の2学期というめちゃくちゃ微妙な時期に、ヘルメットを被って通学していたような栃木県の消滅可能性都市から東京の駅前の学校に転校して来ました。
あの時、すでに彼女の中ではBigBangが起こっていたのだと思います。
そしてあれ以来、長女は『誰かと同じ人生』にこだわらなくなった気がします。
そしてついに長女は言いました。
『私、豪華客船のディーラーになる』
はい
何でも、来年の8月に新しく竣工する(?)豪華客船があるらしいのですが、その中で営業予定のカジノのディーラーの求人があり、それに応募したら1次面接に通ったそうです。
疑問は山ほどあるのですが、ディーラーって素人でもなれるんですか
一次面接という名の質疑応答で、その辺について色々と突っ込んで聞いたそうですが、一応3ヶ月ほどの研修を受ければ素人でもディーラーの技術を身に付けることが出来るそうです。
あとは船に乗るために『船員』として北九州で研修を受けることになるそうです。
しかもこちらの豪華客船は世界を巡るそうで、実質海外勤務となるようです。
いつも通り外国語の能力とかいらないの
と思いますが、それも面接の時に聞いてみたところ『語学力というよりも必要なのはメンタルの強さだけです
』真顔で言われたそうです。
上記の船乗りの条件にもこう書いてありました。
また、船員の仕事では、船長を中心とした乗組員のチームワークを保つための「コミュニケーションの能力」や、厳しい自然環境に耐える「忍耐力」、船内組織の中で決められた仕事をこなす「責任感」といった資質(性質・能力)が重要となります。
要するに宇宙飛行士と同じですよね。
【同じ船に乗る】とは比喩表現ですが、実際にそういうことですから。
それにしても君はどこからそういう仕事を探して来るんだい
だけれども、かつて将来やりたい勉強とか就きたい職業がないと嘆いていた頃、横浜の港から煌びやかに出航する『飛鳥Ⅱ』を見て君は言ったね。
『いつかあそこの上で働く人になりたい
』と。
そして色々調べて、数学が出来ないから航海士にはなれないと嘆いていたね。
『数学くらいやれよっ』と私は思ったけれども、出来ないもんは出来ないと君は言ったね。
数学が出来ない君がディーラーに向いているのかどうか、私には全く分からないけれども、ちょっとでもやりたいと思ったのならチャレンジしてみたら良いさ。
最近はポーカーバーみたいなとこがあるの???若者の間ではまあまあ流行ってるらしいですよ。全っ然知らんけど
そういうところに行ってちょっと勉強してるみたいです。
どうせ大学は通信制だし、今の仕事も契約社員だし、何なら出産育児を経て数年ぶりに復帰してくる人がゴロゴロいるような環境ですので、航海で数ヶ月抜けるくらいどうってことないようです。
こういうところが定職に就いてない人の強みですよね。捨てるものが何も無ければ、後悔することも無いわけです。
彼氏も学業であちこち駆け回って忙しそうですし(笑)。
とは言え、最終決定まではあと3回くらい面接(?)があるようで、新規採用は9人だという。
恐らく日本中の同じ年代の人に比べたら『コミュニケーション能力』と『忍耐力』と『責任感』は高い方だと思いますので、あとは適性があるかどうかでしょうかね。
私はとにかく泳ぐのが苦手なので、どんなにお金をもらっても船乗りにはなりたくないのですが、高級社交クラブやリゾートバイトで働いてきた長女にはピッタリな職場だと思います。今思えば、適当に生きているようで、実はちゃんと豪華客船に乗ることを目標に据えて仕事を選んでいたように思います。同級生もみんな就職先が決まってきているようなので、長女も夢が叶うと良いね
いつか地中海のバーで、ディーラーをしている長女の元にブチャラティが現れるかも知れないよ
長女のもう一つの夢はブチャラティと一緒にギャングスターになることですから冒険家の血は争えない(笑)
もうとにかく親の世代が『私はこうだった』とか言える時代じゃありません。
青年よ自由に生きろ
君らを縛るものは何もない
悪いが、こうしたら良いとか何も言えねえ
親も子も手探りで、勝手に楽しく生きようぜ