東京の端っこ在住。
21才のフリーター兼通信制大学生長女を筆頭に、高3、中3(2024年現在)3人の娘を育てるアラフィフ女子。
特筆すべき点もないありふれた日常を、独断と偏見でぶった斬る???娘たち曰く「見た目はオバさん、心はオジさん。世の中の常識が通用しない、サバイバル系不死身の過激派」らしいです。
お暇なときにちらりと覗きに来ていただければ幸いです。
こんにちは。
清々しいほどに、いつも大好きなテギョン君を追っている侍ままんです。
いまさらながら『グランメゾン東京』見させていただきました
なるほどね。
こういうことで『グランメゾンパリ』につながるんですね。大いに納得いたしました
それにしてもさすがのキムタクですね~絶妙にムカつく
(笑)
かつては、憧れの年上イケメン男子として拝見させていただいていた気がしますので、ああいう態度でも「カッコいい」と思えたのかもしれませんが(そもそもそれって何十年前の話
???)なんつーか自分が大人になって、長い長い結婚生活を経て、実はキムタクとうちの旦那様が同い年であることに気付いてから、あれを改めて見ますと、地雷踏みまくりですね尾花夏樹
(笑)
結婚生活の中でああいう態度とか、ものの言い方をされたら、間違いなく戦争になります(笑)。倫子シェフは偉すぎます
そして時代は、ああいう人物を面倒くさいやつとか、根は悪くないやつとかで処理することを許さなくなっているんだなあ、と実感したとともに、それを理解しようとしていた、これまでの時代の心の広さに胸を打たれましたね
現代の価値観で考えると、相沢さんや京野さんのように他人の気持ちをおもんぱかって発言できる、コミュ力に優れた人間でないと、生き残るのはかなり難しい気がしています
やっぱりね、現代は人間関係もタイパ重視ですから、理解するのに時間がかかる人って、残念ながらその良さを理解してもらう前に、切られちゃうんですよね。皆さんそれだけ、生き急いでいる時代ですので
昔みたいに、死ぬ間際に『それでもお父さんは悪い人じゃなかったのよ』とか言ってくれる人などいないと思います。
一番辛いと感じた時か、その前に切られて終わりでしょう
それでね、途中途中参戦してきた現代っ子長女に言わせれば『(グランメゾン東京のメンバーが)誰もまともな家庭生活してねえじゃん』だって。
結局それが現実なんです
ここまで一生懸命に何かに没頭しようと思ったら、普通の家庭生活なんか営めるはずはありません。
それはそうだと思う。
尾花夏樹のあの情熱で生きていたら、普通の人間など、とてもついていけたものではありません。
そう考えてしまうとやっぱり、少子高齢化で絶対的に人口が減っている現代において、政府が【国民総活躍】などというスローガンを掲げて、国民に対して、世界最先端の仕事をしろ、なおかつ結婚して子どもを産み育てよ、そして子どもには愛情を注いで褒めて育てろ、将来はグローバルな人間になるように幼少期から存分に資金を注いで外国語教育に力を入れろ、とかもう言ってることがめちゃくちゃなんですよ
そんなこと、全部できる人間がいると思っているんでしょうか???
あの物語の中に、一人でも世界水準で働きながら子育てが出来ている人間が出てきましたかいるわけないです。無理ですから。
もしもあれを見て感動の涙を流す人がいるんだとしたら、それは途中で何かをあきらめて、今を生きている人たちだと思います。
グランメゾン東京の登場人物たちは、皆何かしら挫折を経験した人たちです。そこからの敗者復活を描いた物語だからこそ、見る人は感動するのです。
平古シェフが復活するシーンなどは、私には「安西先生バスケがしたいです
」にしか見えませんでしたね。それで京野さんは小暮君ね。キムタクは桜木花道兼赤木キャプテンといったところでしょうか
分かりますよ。
情熱を持って諦めないで夢を成し遂げることが素晴らしいことは、間違いない
でも国民の全員がそんなことをしてたら、生活が成り立ちません。
地道に生活を支える仕事をしている人が大勢いて、その人たちの支えのおかげで、世界の最先端で活躍する【氷山の一角】が生まれるのだと思います。
もしも日本が本気で【氷山の一角】を育てたいと思うのならば、水面下に存在している大多数の人たちの存在意義に、目を向けるべきでしょう。
現在の景気が良くない状態で、ミシュラン三ツ星の料理を見せられても、正直【別世界】にしか思えず、日々のお腹を膨らませるのに必死になっている自分が、惨めに思えてしまいました。
子どもが2万円のコースを食べに来るシーンを見て、まざまざと格差社会を見せつけられた気さえしています。
『グランメゾンパリ』ではさらに大きな夢が、どのように描かれるのか。本当はイケメンだけを楽しみにしていたのに少し心持ちが変わりましたね。
リック・ユアンは一体どんな生き様を見せてくれるでしょうか期待致しましょう


