東京の端っこ在住。
21才のフリーター兼通信制大学生長女を筆頭に、高3、中3(2024年現在)3人の娘を育てるアラフィフ女子。
特筆すべき点もないありふれた日常を、独断と偏見でぶった斬る???娘たち曰く「見た目はオバさん、心はオジさん。世の中の常識が通用しない、サバイバル系不死身の過激派」らしいです。
お暇なときにちらりと覗きに来ていただければ幸いです。
こんにちは。
清々しいほどに、いつも大好きなテギョン君を追っている侍ままんです。
韓ドラ勝手に感想文シリーズ
今回は、我が家で1ヶ月限定視聴中のU-NEXTより、テギョン君出演の
『ザ・ゲーム〜午前0時:愛の鎮魂歌〜』
https://video.unext.jp/title/SID0055135
1話30分の全32話
なかなかの長編です(笑)。
途中で余計なエピソードが入らずに物語が進んで行くのは好感が持てるのですが、毎回『前話の復習が長えよっ』早送りが欠かせない感じになっております。
ストーリーについて率直に言うと『イマイチ納得いかねえ』っていう終わり方でした。ただしどのドラマを見ても、だいたい毎回そんな感じなんですけれどもね。
【あらすじ】
刑事絡みのサスペンスなのですが、一番印象に残ったテーマがあって、それは『報道のあり方』について。
とある事件が起こったとき、真実とは別にマスメディアの報道の仕方という問題が起こります。
商業的利益を追求するあまり、弱き者を攻撃して破滅へと追い込んで行く『利己的なマスメディア』について、見る者に善悪の判断を問う、非常に上手いストーリー展開になっていました。
実際にこのマスコミのあり方が、物語の重要な要素の1つとして描かれていきます。
ただ残念なことに、主軸となるはずだった、主人公キム・テピョンに与えられた『人の死が見える能力』これをストーリー全体を通して、イマイチ上手く理由付けすることができませんでした。
なぜ神はこんな能力を与え賜うたのか。
結果、せっかくの主人公の特殊能力なのに『負の要素』しか感じられずに終わってしまった印象がしています。
何なら今、【諸悪の根源】お前やんって気がしてなくもないからね。
まず、【死を予言する能力】というものが存在したとして、これは使い方によっては悪質なマスメディアと同じで、容易に人を地獄に突き落とす凶器になりうるんだよ、という問い掛けがなされるわけです。
なるほど、陰湿なマスコミと並べることでとても理解しやすくなったよ、と見ている我々は納得するのですが、これについて正直、主人公は最後まであんまり気付いてなかった気がしています
いや、真っ先に気付けって
よって反省とか、改善の意志とかが感じられなくて、そこはマジで良くなかった。
例えばプロボクサーはさ、日常でどんなにムカついたとしても一般人をぶん殴ったらダメなんですよ。人を危険にさらす能力があるがゆえに、その力は封印されなければならないというジレンマを抱えながら生きているわけです。
キム・テピョンにもそういう葛藤が欲しかったです。己との葛藤が。
『オレのこの能力は人を救うためだけに使うんだ耐えろ耐えるんだオレ』そういう覚悟がなかったんだよね。
何なら結構後先考えずに、見えたものを見えたままペラペラ喋って、周囲を混乱におとしめていた印象さえあります。
『お前もうちょっと空気読めって』
『テピョンよ。無闇にその能力をひけらかしてはいけないよ。』ってアドバイスをしてくれる人が、周りに誰かいなかったのかよ
これがこの物語の問題の核心であり、悲劇のトリガーであったことは間違いありません。
だってさ〜、自分の能力に困惑したテピョン少年は年端もいかないうちに、わざわざ同じ能力を持つ人物がいるという噂を聞き付けて、師匠の元を訪ねてきている設定なのです。それもアメリカから韓国まで一人で来たことになってるの。どんだけ行動力あるんだよっそして実に賢い子じゃあないですか。
それなのに、師匠となるはずのじいさんはテピョン少年に能力の濫用を禁じるどころか、明らかにその能力を使って【金儲け】をさせていたことが見て取れるよね。
おいっじじい。何やらせとんねん
今思うと、このじいさんを頼ったのが全ての悲劇の始まりだったと思う。
テピョンさん。
普通にご両親とかに相談したほうが良かったと思われます。
そういうわけで、自分が落とした爆弾のせいで他人に悲劇を招いてしまったというのに、当のテピョン氏は特に気に留めることもなく、無邪気にヒロインと恋に落ちるのです。
そして愛する人を守りたい方向に気持ちが全振りしすぎて、そのうち自分の能力の本当の意味とか、正しい使い方とか、そっちに対する探究心を、あっさり放棄したように見えました。
君そこをもっと深堀りするべきだぞ。
女と楽しくいちゃついてる場合じゃねえ
あまりの職務放棄っぷりに若干イラッとしましたね(笑)
だからね、テピョン少年の予言にショックを受けて人生を狂わされた敵役が、あまりに不憫でしょうがなかったです。ただ敵役は敵役で、たかが子どもの戯言にそこまで人生を引っ張られて、わざわざダークサイドに落ちていかなくても良くねそういう気がしなくもなかったです。
最終的には、殺人鬼とされる敵は無期懲役で刑務所に収監、主人公は愛する人と永遠に幸せに暮らしましたとさ、おしまいってな風でしたが、私の感想は『へ〜〜〜〜〜』って感じです。
で、今までの反省とこれからのその能力の使い方については、どう考えているのかね
そこのところを聞かせてもらわないと、キミらの結婚には賛成出来ないな〜
今は、そういう気分です。
最近ではあまり見ることができない、テギョン君の胸筋が拝めるこちらの作品。
ご興味のある方はご覧下さいませ。
(見どころそこっ)