東京の端っこ在住。
21才のフリーター兼通信制大学生長女を筆頭に、高3、中3(2024年現在)3人の娘を育てるアラフィフ女子。
特筆すべき点もないありふれた日常を、独断と偏見でぶった斬る???娘たち曰く「見た目はオバさん、心はオジさん。世の中の常識が通用しない、サバイバル系不死身の過激派」らしいです。
お暇なときにちらりと覗きに来ていただければ幸いです。
こんにちは。
毎日誰かのお葬式
葬儀関係の仕事に従事しております
侍ままんです。
うちの子どもたちの日々の会話を聞いていると『周りの友だちで結婚したいとか、子どもが欲しいとか言ってる人って、ほとんどいないよね〜』ってセリフが良く出てきます。
辛いこととか面倒くせえこととか我慢するとか、とにかく全部やりたくない
そういう時代なんですよ。
我々が中学生くらいの時には、少女漫画の影響からだったのか、良く『将来自分の子どもにつけたい名前』とか『結婚するなら苗字はコレが良い』なんて話で盛り上がっていた気がします。
だから、ちょうど我々が子どもを生み始めた2000年頃から『キラキラネーム黒歴史世代』が始まったという現実は、非常に納得できるんだよね。みんなマジであの頃に思い描いてた名前付けちゃったんだ〜っっていうさっ
そういうわけで、当時はまだ中学生女子にだって、結婚する気も子どもを産む気もあったということです。
それで結婚すら思い描いていない現代の若者たちが驚愕するのが、やっぱり葬式とか墓とかの問題です。
職業柄、この辺のことを見聞きすることが多くなりましたが、とにかく【死】にまつわるお金って、今のところ全然安くないです。
そしてその高額なお金がどこに行っているのかが不透明過ぎるのも、また現実。
とにかく葬儀関係のお偉方や坊さん方々がめちゃくちゃ高級車
に乗っているのは事実です。余談ですよ、、、
それでよ、今の人たちはとにかく【自分ファースト】ですから。そして若者の貧困というのは切実ですから。自分が生きていくだけでも大変なのに、死んだ人にお金かけるって意味が全く理解できないようです。
正直、私も良く分かりません。
でね、ここで宗教が生まれた時のことを少し考えてみようと思うのです。
いわゆる鎌倉時代に広まったとされる、現代で言うメジャーどころの宗教というのはどれも、死後に極楽浄土に行くための方法を説いたものです。
それは時代背景として、もはやこの世の苦痛を生み出す原因が身分だったり、天候だったり、疫病だったり、個人の努力ではどうすることも出来ないものだったため、とにかく現世は諦めて来世に期待しましょうよ、という究極の楽観主義が作り出した産物だった気がしているのよ。(あくまで私見ですよ)
こういう考え方はさ、いわゆる年金制度みたいなもんで、年取ってから(死後に)楽をしたかったら、若いうちに(生きてる間に)金を(徳を)納めておけやってことですよね
現代はさ〜こういう【アリとキリギリス】に象徴されるような、先々のために【今】を犠牲にするって考え方があんまり支持されない気がしています。
見方によっては『問題を先送りしてるだけやん』と捉えることもできますしね。
それで、現代で宗教が流行らなくなった理由として考えられるのが(年金の未納問題もしかり)【これっていま払ったからって、あとから自分に還元される保障なんか全然なくね】ってことに皆んなが気付いちゃったってことだと思うのです。
ある意味『世紀末の匂い』がするのかも知れないよね。どんなに苦労したところで自分や自分の子孫が繁栄していけるほど、地球はこの先続いて行かないんじゃなかろうか、結構壮大な疑いよ。
そして経済的にも、金利が低すぎるという現実から、昔みたいに足繁く銀行に通って定期預金を組む人なんかいないわけで、お金は貯めるものから、【今】のために使うものに変わってきているのだと思います。
そう考えていくと、どんな場面にあっても現代人にとって一番大切なのは【今】なんですね。
とにかく【今】【自分が】
楽しかったらそれで良くね
死んだあとに極楽浄土に行こうが地獄に行こうが、知ったこっちゃねえわけです。
老後の蓄え2000万円とかク◯喰らえっってことです。
ちなみにうちの子たちは
『65歳過ぎたら死ぬ』
って言ってますが、、、
うちだけっっっ
個人的には、こういう状況を説明するのに、かつて『来世では幸せになりたい』と言って死んでいった人たちが辿り着いた終着点が【現代】なんじゃないの
って説が、かなり有力なんじゃないかと思っています。
分かります???
輪廻転生のとどの詰まりってことよ
現代人の全員が『来世では幸せになれるって聞いて、ここに来たんですけどここって極楽浄土じゃないんですか
』って思ってるってことです。
それくらい、み〜んなが幸せになる権利を主張している気がします。
そう考えたら現代っ子がやりたくないことをやらない理由も、説明がつくと思うのよ。
『えだって前世で徳を積んだら、もう辛いことはやらなくていいって聞いてここに来たんですけど
違うんですか
』
むか~し昔の人が『極楽浄土に行ける』とかテキトーなこと言ってくれちゃったせいで、現代がパリピであふれ返ってるんじゃないのって、マジでかなり疑ってます(笑)
誰が責任取るのよっ
果たして現代は極楽浄土なのか、それとも地獄の継続なのか。そもそも極楽浄土など本当に存在するのかっっっ
毎日他人のお葬式でお経を聞きながら、そんなことを考えている私なのです。