東京の端っこ在住。
21才のフリーター兼通信制大学生長女を筆頭に、高3、中3(2024年現在)3人の娘を育てるアラフィフ女子。
特筆すべき点もないありふれた日常を、独断と偏見でぶった斬る???娘たち曰く「見た目はオバさん、心はオジさん。世の中の常識が通用しない、サバイバル系不死身の過激派」らしいです。
お暇なときにちらりと覗きに来ていただければ幸いです。
こんにちは侍ままんです。
新宿のオフィスビルにてテレフォンオペレーターとして働くことになった長女。
2週間の座学研修を経て、いよいよ実際にお客様の電話を取ることになりました。
お客様の要件に合わせて、何パターンものオペレーションがあるため、180度大パノラマのパソコン画面には常に12枚ものタブが開かれているそうです。
NASAかよっ
端から見たら宇宙と交信してる人みたいに見えるそうですよ♬
もう、どこに何があるのか12枚を覚えるだけでもひと苦労
とにかく、何の要件で電話が掛かってくるかは出たとこ勝負その場で臨機応変に対処しなければならないため、記念すべき第1本目には一体何が来るのか手に汗握りながら身構えていたそうです。
そしたらよ
プルルルルル、、、、
『お電話ありがとうございます。こちらは◯◯でございます』
『ワタシ、、、ニホンゴ、、、チョット、ヨクワカラナイヨ、、、』
まさかの第1打席第1球
キセキの『ニホンゴワカラナイヨ、、、』
来ました
今まで日本語が分かる大前提で散々シミュレーションをしてきたのに、初っ端から出鼻を挫かれる
持ってるね〜。
もはやネタなんじゃないかと思うほどに、君の人生は面白すぎるよっっっ
マニュアルに従えば、とにかく要件を聞いたのち名前を入力してお客様情報を検索するところから、業務は始まるはずだった。
それなのにどこの国の出身かも分からない人物の名前など、電話で聞き取れるはずがない
アルファベットで1文字ずつ読み上げてもらうも、発音が独特過ぎて解読不能
せめて英語くらい喋ってくれ〜。
こういう時は、自分も大して出来ないくせに、英語の重要性を嫌というほど思い知らされるそうです。
そういうわけで記念すべき第1打席は、1球も手が出せないまま見送りの三振
バッターアウト
手も足も出ず、指導教官役の先輩に代わってもらうことになりました。
先輩がおっしゃるには
『ドンマイ
今のはかなりの特殊ケースだから
次、頑張ろう』
一発目からレアキャラを引き当てるツワモノ、長女。
コールセンターには1日5000件の電話が掛かってくるというのに、いきなりその日の難易度ナンバーワンを取ったかもしれないよね。
おめでとう
ビギナーズラック(笑)
このように、テレフォンオペレーターのお仕事は、とにかく常時脳みそフル回転だと言います。
8時間座ってるだけなのに、疲労感がハンパないっっっ
更には、自分ではめちゃくちゃ仕事をしたつもりなのに、振り返れば1時間で4本くらいしか電話を取っていない計算になるのだそうです。
まじかっ
これだもの。
たった2、3時間で、東京ドームの5万人を歓喜の渦に包むお仕事の偉大さよっっっ
(そのための準備時間は膨大でしょうが)
いつかオレも新宿のオフィスを飛び出して、5万人を熱狂させる人間になってやる
と、長女が思ったかどうかは知る由もありませんが(笑)、、、
とりあえずオペレーションマスターになるその日まで、長女さんがんばっ
おまけ
長女曰く。
やっぱり大企業は教育制度が充実してるから、ちゃんと教えてくれるよね〜
今までの居酒屋、カフェ、社交クラブ、レストランはどこも『見ながらやりながら適当に覚えてね』というスタンスでした。
けれども今回はさすが新宿にオフィスを構えるだけの大企業。
新人1人につき指導教官が1人付いて、同じパソコン画面を見ながら、手取り足取りやり方を教えてくれる伴走型。
上司が、自分の業務をこなしながら片手間で指導するのとは違って、習熟度に雲泥の差があるといいます。
研修制度ってめっちゃ大事よ。
そして指導専門の人員を配置出来るというのが、大企業の強みなわけですから『巷の人々がなぜ新卒で大企業に就職したがるのか、良く分かった気がする』と申しております。
皆様、就職の参考になさってみて下さいね。(とっくに知ってるって)