東京の端っこ在住。
20才のフリーター長女を筆頭に、高2、中2(2023年現在)3人の娘を育てるアラフィフ女子。
娘たち曰く「見た目はオバさん、心はオジさん。世の中の常識が通用しない、サバイバル系不死身の過激派」らしいです。
特筆すべき点もないありふれた日常を、独断と偏見でぶった斬る???
お暇なときにちらりと覗き見下さいませ。
こんにちは侍ままんです。
長野県にある高級リゾートホテルでの住み込みバイトから一時帰省している、我が家の長女。
常々のんびりしているので、多動気味の両親から見ると(笑)物凄く歯がゆい存在なのですが、ここ数年で悟ったよね。
『君と僕とは同じ星に住む、違う生き物なんだね』
肉を欲する猛獣もいれば、枯れ草で満足する生き物もいる。
それが現実なのです。
ただね。
ここに至るまでには紆余曲折、数々の修羅場がありました。ちゃぶ台がひっくり返ったのは1度や2度ではありません。
それでも長女は、狼に育てられる羊としての運命を受け入れながらも、羊としての誇りを捨てず、最後まで羊の人権(?笑)を主張し続け、ようやく羊らしい生き方を手に入れました。
いま彼女の唯一無二の財産は、多くの人々との出会いです。
我々両親はどちらも文字通り【一匹狼】気質なので、突然自分で思い付いたことを突然
自分で勝手にやり出すため、友だちがいません(笑)。付いて行ける人がいないのはもちろんだし、付いて来られるのもイヤなタイプなんです。
『付いて来んじゃねえ』
あんたら、それで良く結婚できたよねとは娘たちの意見、、、
(笑)
それに比べると長女は老若男女、人種を問わず(笑)物凄く人脈が広いです。
そして彼らから、より多くのことを学んでいるはずです。
それは、たった二人の両親が教えてあげられる情報量の、何十倍にも相当するだろうし、多様な価値観も含まれているだろうと思うのです。
そう考えると、野生で草食動物が群れている理由というのは〈情報を集結させる〉という意味合いがあるのかもしれないな、と〈いま突然〉思いましたね、私(笑)。
どこに水があるとか、草が生えてるとか、あそこで飢えたライオンが張っているとか、1頭では知り得ない情報を集約させるっていう、結構デジタル(?)な視点で群れているのかもしれないです。
興味深いですね。
肉食動物がひらめきと瞬発力で戦うのであれば、草食動物は情報戦で勝負するというわけよ。
みんな違ってみんな良い
とは、こういうことだよね。
それで長女は、今回のリゾバでもかなり濃厚なキャラの人々に出会ったようなので、内緒でご紹介しますね(笑)。
まず、リゾバの圧倒的な魅力に【衣食住の確保】という点が挙げられるのですが、これを教えてくれたのは、一度ホームレスまで転落した経験があるというSさん。
スゴくない
皆さん、ホームレスやったことある人に会ったことあります
Sさん曰く、働く元気と気力が残っているならば、生活保護よりホームレスよりリゾバがサイコーってことです。
確かにそうだよね。
生活保護をもらって、車の所有や就労を放棄した底辺の生活を強いられるよりも、リゾバでセレブのおこぼれに預かりながら【プチパリピ生活】をしたほうが絶対楽しいに決まってる
だって衣食住付きで、4日働けば6万5千円ももらえるんだよっ
センパイ
さすがに説得力がハンパないっすっ
長女が住んでた寮はその辺の安アパートよりよっぽどきれいだったと言うし、防音性もかなり良くて、デッカイ物をぶん投げて喧嘩さえしなければ、ほとんど隣人の生活音は気にならないと言っていました。(あとで説明しますが、隣の部屋のカップルが毎晩大喧嘩していたそうです(笑))
こんな素敵な住まいなのに家賃は無料で食事付き。おまけに家族は50人(笑)。
每日ラウンジに集まってテレビを見たりしてたんだって〜(体力が残っていればね
)絶対楽しい〜
というわけで、自分の家族に難アリの人にも人気なのがリゾバの第二の特徴。
そのうちの一人がW君。
24才のうら若き青年。彼は幼い頃に両親が離婚して、父親に引き取られるもパチンコ中毒だったため、祖父に育てられたそうです。
祖父の元で父が迎えに来てくれるのを、心待ちにするW少年。父は度々『一緒にご飯を食べに行こう』と連絡をくれるものの、その約束はことごとく破られ一向に帰ってくる気配はなかったという。
ある日久しぶりに父親が迎えに来て、カツ丼屋さんに連れて行ってくれたそうです。
その時食べたカツ丼の美味しかったことこの世のものとは思えぬあの味が、ずっと記憶に残っていました。
大人になって『あのカツ丼屋さんはどこだったんだろう』かすかな記憶を頼りに辿り着いたのは、、、パチンコ屋の隣りにある定食屋だった。。。
結局あれ食ったら、またパチンコやってたんかいっっっ
面々がこの話を聞かされたのは、10時間勤務を終えた深夜。心身ともにズタボロのときにあまりにも不憫な話を聞いてしまったもんで、一同深夜に号泣&嗚咽する
何なら私に話しながらも泣いてたからね。
W君辛い人生だったね〜
W君はその後地方国立大を出るも、なぜか板前の道に進むがブラックすぎて心を病み、その後ホストになるも客から金を巻き上げることに心が痛み、リゾバに流れ着いたそうです。そしてつい3日前に父親が自殺未遂をしたという連絡を受け、ただ今緊急帰省中だと言います。
長女曰く
『W君には幸せになって欲しい』
私も全力で同感です
はい、最後に
前述の隣部屋のカップル。
2人はバイト中に知り合って付き合い始めたものの、とにかく喧嘩が絶えません。
長女の隣の部屋や廊下などで、昼夜を問わず欧米風の激しい喧嘩を繰り広げるものですから、知らない人がいないほどの有名人でした。
そんな2人がある日、同時にいなくなった。
とうとう別々の道を歩むことに決めたのかなと皆んなで噂していたところ、、、
私たち結婚しました
結婚したんかいっっっ
気の抜けるような軽〜い感じの連絡が来たそうです
皆さん
人生は自由です。
自由に生きれば良いのです。
誰もあなたを咎めることはありません。心の赴くままに生きたら良いのです。
彼らはそう言っています。
面白いでしょう
『リゾートホテルの50人』
三谷幸喜さんの群像劇にも匹敵するキャラの濃さですね。
皆さんも人生に疲れたら、大家族に参加してみるってのはどうですか
あなたを受け入れてくれる人が待っているかもしれませんよ。

※韓国バラエティ番組『三食ごはん』より
写真はイメージであり、本文の内容とは
全く何の関係もありません(笑)