東京の端っこ在住。
20才のフリーター長女を筆頭に、高2、中2(2023年現在)3人の娘を育てるアラフィフ女子。
娘たち曰く「見た目はオバさん、心はオジさん。世の中の常識が通用しない、サバイバル系不死身の過激派」らしいです。
特筆すべき点もないありふれた日常を、独断と偏見でぶった斬る???
お暇なときにちらりと覗き見下さいませ。
こんにちは侍ままんです。
次女が作成したポスターが、東京都の高校生の部で最優秀賞に輝いたということで、先日表彰式に行って参りました。
いや、本人が行けば良いだけで親なんか行く必要はさらさらないんですが、表彰式の場所が【都庁】だと言うじゃあないのっっっ
単純に、面白そうじゃん
もしかしたら小池百合子都知事に会えるかもしれないし、この機を逃したら二度と都庁に行く用なんかないと思いまして。
それに最優秀賞ってのはスゴイことですからね。佳作くらいまでは誰でも取れるのよ。ところが何でも『1番』ってのは難しいもんです。大きいコンペティションじゃなくても1番には意味があると思っていて、普段はあまり子どもに関心のない私ですが、流石に最優秀賞のときくらいは騒いでやるかな
という感じで、仕事を休んで誰よりもワクワク
しながら出掛けて行きました。
余談ですが、最近の親御さんは子どもが高校生くらいになっても学校行事をわざわざ見に行ったりするようですが、私としてはここまで来たら子どもたちには勝手にやってもらえば良いわけで、そこをわざわざ見に行って、共有したいという欲求はありません。
子どもが修学旅行に行ったときにも『さみしいから早く帰ってきて欲しいわ〜』とか言う母がいますが、3人の子どもを抱える私としては、人間が1人でも減れば確実に世話が1人分減るので『ラッキー
』というノリですし『誰でも良いから、早く独立して出て行ってくれねえかな
』と、常々そんなことばかりを考えております。
でも皆さん覚えておいて。
そういう家に限って、誰も出ていかない予感がしています。
さてそれで、表彰式がどうだったのかというと、まず都庁が新宿駅から結構遠かった。
都庁の職員といえば、まあまあのエリートじゃないですかそういう人たちって優遇されてて、通勤時間短縮のためにめっちゃ駅前に職場があるのかと思ったら、、、そんなことないのね。
うん、まあそうかも。
公務員ってあからさまに待遇を良くすると、とりあえず世間から叩かれますからね。そう考えると、駅から徒歩でおよそ12分という距離は、あとから『成人病の予防のために職員を健康的に歩かせています。』とか言って、都民を納得させるのに絶妙な立地だったように思われます。
普段結構歩いている私でも、十分疲れる距離でしたね。都庁へ来訪の予定がある方、スニーカーの着用をオススメします。
本題に戻ると、表彰式では都知事に会えませんでした。
ざんね〜ん
これも余談ですが、本日東京都が来年度からの高等学校の授業料の実質無償化と所得制限の撤廃を発表しましたね。
きっとそれの準備で忙しかったんでしょうね。
それで賞状を渡してくれたのは、なんちゃら保健部長とかいう女性の職員の方。司会を含めこの日表彰式に出席した職員の方は全員が女性でした。
さすが東京都庁よ。
こういう場面で、積極的に管理職に女性を採用していることをアピールしてきますね。皆さん、いかにもお仕事が出来る風の端正なお姿の方たちでした。
ポスターコンクールの応募作品は小学生の部がおよそ170点、中学生の部が840点、高校生の部が60点で、圧倒的に中学生が多かった。1000点のうちの最優秀賞だと聞いていたのですが、蓋を開けたら60点のうちの1番でした。
どんまい
だけどね私の見た限り、さすが高校生なだけあって我が子の作品が圧倒的に良かったです。
いや確かに贔屓目で見てるっていうのもあるのですが、それとは別に作品の質として抽象的なデザインをしたのが次女の作品だけだったんですね。
だからずらりと並べられた受賞作品の中でも、かなりの異彩を放っていました。
というのも、次女以外の作品はどれも人間をモチーフとした、いわゆるアニメっぽい絵柄のポスターばかりでした。特に中高生がね。
実はうちの次女は、高校に入って以来ずっと悩んでいたのです。美術の専門高校に入ったものの、周囲の友だちはほとんどがゲームオタクかアニメオタクだった。
だがしかし我が家はさ〜、さすがに家にテレビがないくらいですからオタク気質ではないのよ。
素朴なイラストを描くのとか、化粧品のパッケージとかが好きで美術を選んだわけで、もう少し純粋なアート寄りだったのに、ちょっと方向性を間違えたね〜っていう思いがあったのです。
でも今回最優秀賞をもらったことで、やっぱりそういう『流行りモノじゃないデザイン』もあって良いよねって、私は個人的にはすごく感じました。
家で制作をしてるときから『いかにもな啓発ポスターじゃなくて、もっとお洒落なやつにしなよ〜』とせっついておいて良かったです。
あとから聞いたら、学校の先生からも東京都が主催するポスターコンクールは暗いイメージのものよりも、ポジティブを感じさせる明るい色使いのものが好まれるとかいう情報をもらっていて、それに基づいて意外と緻密な計画の下に作られた作品だったみたいです。
毎月授業料を払ってる甲斐があったってもんだ
日本では周りに染まれないと何かと肩身が狭い思いをするのかもしれませんが、次女さんには今回の受賞で、少しは自分の【色】ってものを知って、今後の自信につなげていって欲しいな〜と思っています。


