東京の端っこ在住。
20才のフリーター長女を筆頭に、高2、中2(2023年現在)3人の娘を育てるアラフォー女子。
娘たち曰く「見た目はオバさん、心はオジさん。世の中の常識が通用しない、サバイバル系不死身の過激派」らしいです。
特筆すべき点もないありふれた日常を、独断と偏見でぶった斬る???
お暇なときにちらりと覗き見下さいませ。
こんにちは侍ままんです。
東京の中心部にそびえる、アメリカ人セレブの方々が集うという社交クラブで働く長女。
公用語は英語で、従業員は日本人を含むアメリカ人、フィリピン人、メキシコ人、ノルウェー人、その他諸々の多国籍な人々。生まれた国も文化も異なる人たちが、日々どうやって業務をこなしているのか気になりませんか?
特にうちの長女はそこまで英語ができるわけではありません。英検2級に3回落ちてるって言えばだいたい想像がつくでしょう?
あなた、ちゃんと仕事できてるの
気になりすぎるわけ。
だがしかし、いま職場には英語が苦手な長女以上の問題児がいるという。
その子の名は『桃太郎(仮)』20代男子日本人正社員。
この子。
長女より先に入って、尚且つ正社員なので長女よりも仕事ができて然るべきなのに、とにかく【話が通じない】のだと言う。
業務内容がいつまで経っても覚えられないため、やっていることはいつもトンチンカン。
スポーツジムの部署の仕事で、洗ったタオルを棚に入るだけ畳んでしまってね、という指示をすると、明らかに棚に入り切らない量のタオルを延々と畳み続けて、大量のタオルの山の中に埋もれていたりする。
お客様の忘れ物があると、地下にあるサービスセンターに届ける決まりになっているので「これ、サービスセンターに持って行ってね」と頼んだが最後、途中でどこに行くのかを忘れて館内を彷徨った挙げ句、お客様の忘れ物すらどこかに置き忘れて来てしまう、という奇行っぷり。
この子一体どういう【枠】で入ってきたのだろうか。
彼が入ってきてから約1年。
周りの人間は日々不思議に思っているのだと言います。
そしてその奇行はどうやら日々【悪化】していくようで、職場の仲間たちは「あの子は何か脳の病気なんじゃないか」と真剣に心配しているそうです。
長女に言わせると、仕事が出来ないのもあるけれど、まず日常会話が出来ないそうで「食べ物は何が好きなんですか?」という投げかけをしても「いや、ちょっと、、、分かんないっす。」って感じらしいのです。
何を聞いても、何をお願いしても「ちょっと良く分かりません」という調子で、それでいてやる気はあるのか、常々いらんことばかりをやって周囲を困惑させていると言います。
そういうわけなので、彼と一緒にシフトに入るとメンタルが崩壊する、、、
皆んなそう言って、上司に訴えているようなのですが、上司は実際に彼の奇行を見たことがなく「指示の出し方を工夫してみてはどうでしょう」とか生ぬるいことを言ってくるだけなんだとか、、、。
もうそんなことはとっくにやっていて、やった上で【万策は尽きた】というのが現場の総意のようです。
長女曰く。
「桃太郎と一緒に仕事をしたあとで、ノルウェー人のマーティンと会話をすると、めちゃくちゃスムーズに話が通じるから超清々しいんだよね。」
どうやらノルウェー人と、スムーズに会話が出来ているらしい。
すごいな、あんた
意思疎通をするのに必要なことは、もしかしたら言語ではないのかもしれないね、そんな風にも思います。
ノルウェー人のマーティンも、アメリカ人のマイケルも『桃太郎は英語とか日本語とかの問題じゃなくて、そもそも言葉が通じないよ』
皆んなお手上げなんだそうです。
多国籍軍の皆んなの願いは、ただ1つ。
【誰か桃太郎を
病院に連れて行ってくれ】
夜中12時頃に帰宅する長女の愚痴を聞かされる私も、良い加減疲れたよ。