東京の端っこ在住。
20才のフリーター長女を筆頭に、高2、中2(2023年現在)3人の娘を育てるアラフォー女子。
娘たち曰く「見た目はオバさん、心はオジさん。世の中の常識が通用しない、サバイバル系不死身の過激派」らしいです。
特筆すべき点もないありふれた日常を、独断と偏見でぶった斬る???
お暇なときにちらりと覗き見下さいませ。
こんにちは侍ままんです。
我が家の長女は、現在イタリアについてお勉強中です。
なぜイタリアなのか???
そんなん、もう
『ジョジョ〜第5部〜』推し、だからよ。
いつか必ず、ブチャラティが迎えに来てくれるって信じてるんだから。
ギャングスターになる覚悟はすでに出来ているぜっっっってことです。(笑)
それからもう1つは『ヘタリア』の影響。
簡単に言うと、世界の【国】を人に見立てて擬人化したアニメがあるんです。
これがね、なかなかどうして、それぞれの国の性格や特徴を上手く捉えていて面白いの。
国と国との関係も、結局は人間同士の痴情のもつれみたいなもんで、嫉妬と積年の恨みで成り立っているってことが良く分かります。
これにハマると、あんなに嫌いだった世界史が、ウソみたいに楽しくなること間違いなしだそうです。
世界史嫌いでアニメ好きの人に、是非オススメしますよ〜。
そういう経緯で、英語もままならないのに(もっと言うと日本語すらも怪しいけれども)イタリア語の勉強に励む長女。
イタリア語を習い始めて、分かったことがあると言います。
それはイタリア語をしゃべっていたら、絶対にテンションが上がる(下がるはずがない)という事実。
あのね〜、日本語をしゃべるときってほとんど口を動かさなくて良いんですよ。
「あざーす」
「ちわーっす」
「そうっすね」
表情筋の稼働率は、限りなくゼロに近い(笑)。
ところが、イタリア語と言ったら、
もう教室に着いた瞬間から、出迎えの言葉が『ボンジョ〜ルノ〜長女さ〜ん
チャ〜オ
』
表情筋マックス稼働で、メチャ元気。
家を出るとき、どんなに「だりぃなあ」と思っていても、イタリア語教室の扉を開けて、黄金の風を浴びた途端に、シャッキリ目が覚めるのだそうです。
イタリア語をしゃべっていたら絶対に鬱にはならない、とは長女の持論です。
どんなに暑い夏でも、どんなに寒い冬でもイタリア人は超元気。
そしてイタリア語の先生の口癖は
「(日本人)みんな働きすぎだよ〜」
このように、長女はイタリア語教室へ通うことで、言語のみならず、イタリア人の生き方をも学んでいるようです。
今のところ知り得た、イタリア人の生態をご紹介しましょう。
①パスタ愛がハンパない
イタリア語の教科書に出てくる例文で、1番多いのがパスタ関連の文章。
あなたは1日で何回パスタを食べますか?
パスタは何分茹でますか?
美味しいパスタの作り方を知っていますか?
イタリア語の教科書っていうか、もはやパスタの教科書みたいなんですって。
②毎日何杯エスプレッソ飲むんだよってくらい、エスプレッソが好き。
授業の初めに「昨日は何をしましたか?」という問いに、それぞれが答えていく時間があるそうですが、毎度先生の回答は
朝家を出てエスプレッソ飲んで
仕事の前にエスプレッソ飲んで
仕事の合間にエスプレッソ飲んで
仕事上がりにエスプレッソ飲む
ってな具合。
オレの血はエスプレッソで出来ている!!!ってことみたいです。
③料理の話をさせるとめちゃくちゃ長い
イタリア人に言わせると、日本人のイタリア料理への理解は全く酷いもので、とにかく、言いたいことが山程あるそうなのです。
ある時などは、授業中に『生ハム』について語り始めたところ、細かく分かれた生ハムの種類を説明するだけで、授業時間が終了。結局「違いが良く分からなかった」とか。
あとは同じく「ソーセージ」についてもウンチクは色々あって、その情熱はハンパないという。あとはパスタ食う時、スプーン使うなよッッッとかね。
もう、イタリア人パスタと生ハムとソーセージを語り出したら止まらねえ
(※あくまで個人の感想です)
要するに『言語を学ぶにはまず文化を知るべし』ということです。そして文化を知れば知るほど、この気質あってのこの言語、というように、言語にはお国柄が滲み出ている気がする、ということです。
日本人は、いつ何時でも冷静沈着。
だから日本語には抑揚がなく、むしろ裏側にある本性がバレないよう、常にポーカーフェイスを貫いて生きている。
本心を打ち明けられないから、自殺率が下がらない、というのが長女の見解です。
ほら長女は、廃人になるにしても『やりきって』から廃人になりたい人だから。(笑)ただ一度きりの青春を、抑揚のない日本語の如く、鬱々と過ごすのはイヤなんですって。
それにはまず他の言語を習得して、日本人を脱却(?)したいらしいよ。
というわけで
是非とも長女にはイタリア人を見習って
アモーレ
で
マンマミーア
な人生を送ってもらいたいと思います。
頑張れ長女さん