こんにちは侍ままんです。
イマドキの若者、Z世代の長女(20歳)には、イタリア人の友だち(男子)がいます。
数年前、彼がイタリアにいるときにSNS上で知り合ったそうですが、彼は去年から日本に留学に来ていて、東京に住んでいるので、たまに会っているそうです。
そんなイタリアくん(仮名)は、中国人とイタリア人のハーフ。生まれ育ったのがイタリアはミラノ。
言語はイタリア語と中国語のバイリンガルで、日本語はまだまだカタコトのようです。
長女さんが言うには、見た目がばりばりのイタリアンだった場合、目のやり場に困るので、きっと近寄りがたいと思う。でもイタリアくんの場合、見た目はほぼ中国人なので、要するに日本人にほど近いことから、抵抗なく仲良くなれたんだそうです。
それで面白いのが
『え?二人は何語で意思の疎通をしてるの???』
気になるじゃない?
長女は、数年前からイタリア語を習いに行っていますが、たかだか週一。ようやく、挨拶と簡単な単語が分かるようになった程度でしょう。
そして中国語も勉強していた時期がありますが、こちらはおそらく、リスニングの段階で挫折しているはず。中国語検定の1番簡単な級を取って放置されていると思われます。
『やっぱり日本語かな〜、、、ただねえ、、、』相手がカタコトの日本語だと、、、長女もカタコトになってるらしい。
イヤイヤ、あなたは日本語ネイティブなんだからカタコトじゃなくて〈ちゃんとした〉日本語でしゃべりなさいよ!!!
だがしかし、外国人と向き合って初めて知る真実があるという。
それは
『自分もそんなにちゃんとした日本語を知らない』ということ。
例えば、近々日本語検定があるので
『ちょっと聞いてもいい?』
『労う(ねぎらう)』って
どういう意味?
、、、どういう意味???
『使ったことない。』
みたいな。(笑)
確かに、考えてみて。
労うって、、、どういう意味なの???
『労を労(ねぎら)う』
と言うけれど、漢字で書いたら同じ字を重ねることになるわけで、、、
コレ、、、意味を考えたら『ねぎらう』は『労』を打ち消す意味になっていないといけないのに、字が同じってことは、、、『労』という漢字の中に、相反する2つの意味が含まれているってこと?
苦労、心労、労働
はマイナスのイメージでしょう?
方や、労(ねぎら)う
は労を打ち消す、プラスのエネルギーを連想させるわけですよ。
『労』という字は、毒にも薬にもなるとか、そういうこと?
二刀流???
この場合、最悪『ねぎらう』ということばの意味は説明できたとしても、『労』という漢字についての説明は、出来る自信がありません。
そもそも外国の文化に『ねぎらう』っていう感覚が存在するのか、しないのか。
日本語って、感覚的な単語が異常に多いですよね。ねぎらうっていうのも、具体的な行動を示す単語というよりは、気持ちを表現する言葉ですからね。
すげえ曖昧!!!
かつ、説明しづらい!!!
え〜っと、う~んと
チョット、ヨクワカリマセン
そりゃあ、カタコトにもなるわな。
と、こんな具合いで、イタリアくんとの絡みの中で、なかなかに興味深いエピソードが多々ありますので、追々紹介して行ければと思います。
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