こんにちは侍ままんです。



ようやく鑑賞にこぎつけた話題のインド映画『RRR』。
その内容たるや、スゴかったよ驚き、、、の続きです。


前回分はこちらからどうぞ口笛


とにかく基本的にはアクション映画なんだけど、ミッションインポッシブルみたいな「真面目な」内容を思い描いてはいけません。

『RRR』を観てしまうと、ミッションインポッシブルなど、まだまだ全然ポッシブル寄りですからね。(笑)おいで


『RRR』には、出来るとか出来ないとか、ありとかなしとか、そういう価値基準は存在しません。


【コケコッコーと鳴かせてみせようホトトギス】

全体的にこれくらいの覚悟よ。ニヤリ

つまり問題とするのは、いちエンターテイメントとして面白いか面白くないか、という一点のみ。
スパイスの効いてない料理なぞ、インドでは出てきませんけど、何か?カレー
そういう意志さえ感じられる作りとなっております。






注意以降ネタバレを含みます。
ご注意下さい。目







作品を通して貫かれているのは【ヒーローは死なない】という概念。
二人の主人公は途中で幾度となくピンチに見舞われるも、必ず蘇って来ます。


そこには、理不尽な暴力では人の命は奪えない、奪うことは許されない、という強烈なメッセージが込められている気がします。


「死なない」設定は、支配される側の【不屈の精神】を表現するうえで、多少の無理を承知でぶち込まざるを得なかった、必要不可欠な要素であったように思います。

この確固たる信念により、最後まで「こっち側」の人は誰も死ぬことはありません。

物語の冒頭で、早々に「いまの死んだんだよね驚き」と観客を不安に陥れる描写があります。

誰もがその悲劇を心の片隅で気にしたまま、3時間のストーリーの行方を見守ることになる。


そして最後の最後で
「死んでないんか〜〜〜い!!!ポーンダッシュアセアセ


最大の肩透かしを食らって終ります。


このあたりの描き方がとにかく上手い!!!あんぐり
本来ならば暗くて、重くなりがちな「占領、支配、虐殺」の物語を、笑いとツッコミによって、3時間サクっと軽快に見せ切ってしまう力を秘めています。

胃もたれしがちなカツ丼を、もっとカジュアルにわんこそば形式で食べてみたら、123杯も食べられちゃったもぐもぐ

そんなイメージでしょうか??
(余計分かんねえって???凝視



そして今、私が1番ツッコみたいのは
部族を救うため、ワイシャツ姿で旅立って行った主人公が、救世主として覚醒した結果、完全に「原始人」レベルに退化した姿で村に帰って来るのですが、、、誰もそのことにツッコまないこと。

支配に抵抗するため、村に先進的な武器を持ち帰ることを約束して、旅立って行ったのに、なぜか原始に返って弓と矢を携えて帰って来た。

それなのに
めでたしめでたし照れ


ってそれでいいんか〜い!!!ポーンアセアセ



もう何がなんだか。驚き



でも、間違いなくそこが面白いんです。



結局のところ、支配から逃れて独立するために必要なことは、武器を持つことではなく、、、
強靭な肉体とそれを支える精神力、真に心が通い合った同志と、互いを敬い合う心。それに弓矢とバイクと部屋とワイシャツと私、、、、、、!?



頭で考えるな!!!
心で感じろ!!!物申すダッシュハッ


ひとつ確かなことは、
JOJO好きには絶対にオススメだってことです。見終わったときの疲労感が、もはやJOJOの読後感に等しい。

「なんかよく分かんなかったけど
スゴかった。不安

スタンド使い同士は惹かれ合うのだああああ!!!!!!!!
これを読んで、惹かれるものを感じたあなたは、絶対に映画館に観に行った方がいい。グッ


ちなみに
【グランドシネマサンシャイン池袋】
音響最高でした。ゲラゲラ
なるほど。そういうわけで上映できる映画館が限られていたんですね。


あと2回は映画館で観たい気持ちはあるのですが、8時半上映って、、、1時間目より早いんだぜ、、、驚き


悩ましい限りです。悲しい



以上!!!
『RRR』の感想でした。
みんなも見てくれよな筋肉ダッシュ