こんにちは侍ままんです。
東京へ来て早5年。
この度、初めての転職をすることにしました。
次の仕事は、お葬式の祭壇を飾るお花屋さんです。
子どもたちに言われました。
「もっとふつうの仕事したら??」
って。
確かに!!
でも私、東京のオフィスで5年働いて分かったことがあります。(本当はもっと前から気付いていたのですが、、、)
昔から、私が褒められる(?)ときに絶対に含まれる一文があるんです。
「そういうの、普通思い付かないよねえ〜。」というフレーズ。
そして、オフィスで働く中で最も言われた一言が「もっと普通に考えてくれればいいから。」
会社では「難しく考えなくて良いから、普通に考えて。」とかなりの頻度で(笑)言われましたが、私としては別に「難しく」なんて考えてないんです。私にとっては「普通に考える」ことのほうが余程難しいことです。
普通って何だよ
そこで気付きました。
人生とは、己の「普通」の基準が「合う」場所を探す旅なのではないかと。
あるところでは私の普通じゃない発想が役に立つのに、あるところでは邪魔になる。
『三つ子の魂百まで』と言いますから、40を過ぎた今更、自分の「普通」の基準を変えることは難しいし、あまり意味があるとも思えません。
たまたま行き着いた場所の「普通」に合わせるために苦心するのと、自分の「普通」が通用する場所を探すこと、どうせどちらも大変ならば、できるだけ己の原形は“ありのままで”残しておきたいじゃない??
できるだけありのままの自分で役に立てる場所。そんなところがあるのかないのか、今はまだ分かりません。
もしかしたら、自分が変わった方が早いのかもしれないし。
でも、今までの経験から「しっくりくる場所」と「そうじゃない場所」があるのは確かです。
今回転職するにあたって、いくつか面接に行った中で、今度行くお花屋さんが一番しっくりきたんですよね〜。
オフィスワークの方が、冷暖房完備で快適だし仕事的には楽だとは思いますが、「なんか違う」という思いを抱えたままずっと続けられる気がしなかったんです。
それよりも「会社ってどこもこんななの??」って違和感があった部分で「やっぱりあれっておかしいよね」と思わせてくれた、今度の会社で頑張ってみたい気持ちになりました。
ま、一番はむこうが私を採用してくれた、ってことに尽きますが(笑)。
面接では「毎日葬式だけど大丈夫ですか?」って心配されました。
たぶん若い人は嫌がるのでしょう。
でも、私には毎日が葬式かどうかということよりも、違和感なく働けることの方が重要です。
と言うわけで、来月からは毎日が葬式。(笑)
今まで、少なからず毎朝着ていく服に悩んだりしていましたが、もう悩まなくて良いんです。
だって今度は、毎日喪服ですからね。
とはいえ、どんな仕事も一筋縄では行かないのは世の常。出来るだけ早く仕事を覚えて、お役に立てるよう頑張りたいと思います。
ただ1つ期待しているのは、お葬式ならばこのあとどこに転居しても技術は役に立ちそうじゃない?
これからの時代、結婚式はやらなくなるかもしれませんが、皆さん葬式に花くらいは飾りたいでしょう??田舎に戻ることになっても、一応仕事はあるんじゃなかろうか、そんな淡い期待もあったりなかったり(笑)。
人生は終わるまで終わりじゃない
Never too late