こんにちは侍ままんです。
この春から、めでたく高校生となる次女。
選んだ高校はいわゆる普通科ではない専門高校と呼ばれるもので、商業高校や工業高校と同じくくりで、主に美術を学ぶ学校です。
なぜこの高校を選んだのか。
まず1つの大きな理由としては、私の大学の同級生にここの卒業生がいて、彼女が「すごく良い学校だった。」と言っていたから。そして、彼女が周囲の学生とは明らかに違う雰囲気をまとった人物だったからです。
在学中から彼女の話を聞いて「一体どんな学校なのか?」とても興味がありました。
茨城県の片田舎で育った私には、この子のみならず、東京から来た人たちが語る、高校教育の斬新さは、驚きと輝きに満ちたものでした。
さすが東京や!!!
そういうわけで、せっかく東京に住むことになったのですから「是非ともあの噂の高校に見学に行きたい!!」と思った私は、子どもも連れずたった一人で学校見学へ出掛けて行きました。それがかれこれ、2、3年前だったでしょうか。
行った先で私が見たものは、高校とは名ばかりの美術大学のような光景でした。
少なくとも、私が大学4年間で経験した全て、いやそれ以上が詰まった充実のカリキュラムだったのです。
これがあの噂の『専門高校』!!!
しかもリーズナブルな都立!!!
ハッキリ言って、ここを卒業したら大学なんか行かなくて良いんじゃないの??そう思えるくらい、私の目にはそこがまるで桃源郷のように映ったものです。
それ以来、当時まだ親の言いなりだった(笑)三女さんを連れて行ったり、次女さんを連れて行ったりして『スゴくない?スゴくない??』洗脳を続けました(笑)。
その結果、まんまと次女さんは『あそこに行きたい。』自らの意志でこの学校を志望校に決めたのです。
いや、私が決めたんじゃないって。
オススメしただけだから。
そもそも
うちの子たち、勉強が好きじゃあないんです。
『こんちくちょう!!
ぜってえ💯点取ってやるぜ!!』
って思えなくて、ついついYou Tube見ちゃう、とか言って。
だったらやめとけよ勉強なんか。
心の底から吐き気がするほどの、やる気がないのならば、この先勉強なんかやっても辛いだけだって。
その代わり、中学の体育祭のプログラムの表紙に載せるイラスト募集の際には、血眼になってイラストを描いていた次女。
通常3年生から選ばれることが多かったこの企画。次女は入学間もない1年生のときに、実行委員の最多得票を勝ち取り、見事プログラムの表紙を飾りました。
そこで3年連続表紙絵に選ばれる、という目標を掲げたものの、2年目はコロナで中止、3年目には何とか開催にこぎつけ、再度表紙絵を飾ることに成功し、一応、在学中の表紙絵を独占したのです。
3年時、イラスト募集の締め切りは、中間考査の初日と同じ日。多くの生徒が勉強の片手間でイラストを描いたはずですが、なぜか次女は勉強を放ったらかして、三日三晩の超大作を描き上げました。
それはもはや執念の代物。
いや、勉強もしろって
要するに人間。
本当にやりたいことなら他人にガミガミ言われなくとも、努力を惜しまずに打ち込めるんですよ。
大人から言わせれば、学校の勉強とはお金と同じで、やりたいことを実現するための【通貨】であり、出来るに越したことはありません。
でも、無駄に通貨を稼ぐより、豊かな生活もあるのかもしれない。
もうこのあたりの価値観は、我々のような【古い】人間には見切れなくなってきています。
金持ちとか貧乏とか、男とか女とか、普通とか普通じゃないとか、、、
上も下も、右も左も、全く基準がない無重力な時代に『何が正解か』なんて、親ですら子どもに諭してあげることが出来ません。
1つ言えるのは
【悔いのないように生きろ】
大人としては、確実に金のあるやつが勝ち組に思いますが、お金を稼ぐ方法も多々存在するのが現代社会。
とりあえずやりたいことをやって、その結果お金が付いてくれば万々歳で、付いてこなければドンマイ!!ってことで、良いんじゃないかと思ってます。
だがしかし!!
驚いたのは専門高校の教科書購入リスト。
我々がやってきたような、生物とか化学とか日本史・世界史など、まるでやらないの
ここまで勉強しないんかい!!!
ちょっと焦ったよね。
将来【人として】大丈夫なんだろうか??
その代わり『プロも知らないデザイン基礎』とかがあって、プロって何やねん!!基礎知っとけやっっっ!!
気になり過ぎました。(笑)
これからは、もしかしたら普通から外れる勇気も必要なのかもしれない!!!
正直良く分からん!!!
でも、頑張ろう!!!