こんにちは侍ままんです。
いよいよ会社員生活も『新入社員扱い』から『レギュラー社員』へと待遇が移行してきて、求められることも多くなってきました。
そうすると、当然うまく行かないことは増えますよね。
もう、ほとんど毎日怒られてます。
何が辛いって、学校だったら1年生ってのは自分の他にもいっぱいいるじゃない?
部活をやったとしても、1年生の部員ってのは10人くらいはいて、その中で経験者が4人いたとしても、残りの6人は初心者で【出来ない】っていう状況を共有しながら共に成長していけるでしょう?
でも会社に入ったら、新卒をごっそり取るような大企業でもない限り、出来ないのは【自分だけ】なんですよ。
特に、私に限っては別にやったことのある「職種」でもなけりゃあ、そもそも「会社員」自体が未経験ですから、出来ないことは数知れず。
それに比べて、周りの人間は、この道何十年なんていう猛者ばかり。
仕事の理解度が全然違いますから、
【ひよこが一匹、狼の群れに紛れてる】みたいなもんで、いまのところは全く『役に立つ』レベルではございません。
励まし合い、慰め合う同志がいない上に、自分より【下】がいないっていう状況は未だかつて経験したことがないものですから、まあ辛いよね。
いわゆる【下っ端】【最下層】【最底辺】の存在です。
おばはんなのに。
ま、育てる方にしても、本当は息の長い若者のほうが『育て甲斐がある』ってもんでしょう。でもうちの会社は地味なもんで、若者に人気がないんです。
そこで仕方なく「おばはん」だけど、やる気だけを見込んで(経験値ゼロですから)雇ってもらっているので、おばはんで最下層でも文句は言えません。
今、そんな私の心を掴んで放さないのが
『NHK連続テレビ小説 あまちゃん』。
特に前々から見たいと思っていたわけでもなく、何となくNHKオンデマンドのメニューに出てきたのでポチッてみただけなのに、どハマリしました。
そう。
だって私も今まさに『あまちゃん』ですから。
そして何より、存続の危機に追いやられているローカル線を復活させようと、躍起になっている過疎の町という設定が、以前住んでいた田舎の町に酷似していて驚きました。
そこへ東京でうまく行かなかった『こじらせ母娘』が帰ってくる。
じぇじぇじぇ!!!
何だこれ!!!
ずいぶん前の作品なのに、まるで【今の私】のために作られた作品みたいじゃないか。
母娘の年齢設定なんか、今の私と長女さんとほぼ同じです。
これはもう、運命の出会い。
(うちは娘が3人で、余計にややこしいですが、、、。)
もちろん、各回号泣しながら見てますよ。
なう
私は東京での社会人修行を始めたばかり。
長女さんは人生の大きな選択を前にして、未だ煮えきらずにくすぶっている最中。
次女さんは初めての高校受験を控えており、三女さんも中学進学にむけて、いよいよ遊んでばかりはいられなくなってきた。
いま、我が家は大きな転換期なのです。
今までは、『家族』という大きな単位で、考えたり行動してきましたが、これからはそれぞれの『個人戦』の始まりです。
空母から飛び立って、個々がそれぞれに自分の判断で闘わなくてなりません。
そして、その舞台は東京。
そこはやはり、想像していたよりもずっと過酷な場所でした。
ですからいま私たちは、
それぞれが、結構大変な状況です。
何より、母が一番いっぱいいっぱいで、子どもたちには申し訳ない。
とても人を支えてあげられる状態ではありません。
でも、この1年を乗り越えられれば、何とか先が見えてくる気がするのです。
この1年さえ潰れずに頑張れば!!
オラたちも東京でやっていける気がすんだ!!
いまはまさに
我々が東京でやっていけるかどうかの正念場。
ここから数十年ののちに、田舎に凱旋できるのか、それとも負け犬として逃げ帰るのか。
どちらになるかは
まだ誰にも分かりません。
そんな思いで、
号泣しながら『あまちゃん』見ております。
ダメになったら【帰る場所がある】
都会での生活において、それが何よりの心の支えになっているのは間違いありません。
そう。
【田舎の良さは、都会さ出てみねと
分かんねえのかも知れねえど】
田舎と東京、両方を知るものとして。
東京で『下っ端』として切磋琢磨するものとして。
今更ながら『あまちゃん』は心に突き刺さる、素晴らしい作品です。