こんにちは侍ままんです。
週末、久しぶりにPTA行事のお手伝いをしに、小学校へ行って来ました。
コロナ禍でしばらく、活動出来ずにいたPTA。
PTA活動がなくなってラッキーって声がなかったわけじゃありませんが、イベントに参加してきて、改めてPTA活動の意義を再確認致しました。
小学生も高学年ともなれば、親と子の関係もギクシャクしてくるもの。そこを埋めるのがPTA!!家庭だけでは出来ないことも、みんなでやれば上手く行く!!!
そういうことなんですね、PTA活動
今回行われたのは、お父さん方が中心となって活動している『おやじの会』が主催する、リアル鬼ごっこ。(厳密にはPTAとは無関係の組織なんですが、会員は全員PTA会員なので実質はPTAの一部という感じです。)
高学年になってからのお楽しみだった、運動会や宿泊学習などの行事が、ことごとく剥奪される形となった現在の6年生。
あまりにも可愛そう
という大人たちの思いから、小学校の思い出作りのお手伝いとして、学校側の全面協力を得て
【いつもは走ってはいけない校舎内を土足で走り回ろう!!】という企画が実現しました。
逃げるは子どもたち。
鬼はお父さん方&校長、副校長先生。
母たちからすると「休みの日に子どもと鬼ごっこなんてまっぴらごめんよ」と言いたくなりそうですが(体力的に)、結果から言わせていただくと、この日一番楽しそうだったのは間違いなく『おやじたち』でしたね。
黒のスーツに、サングラスと黒ネクタイ、黒マスクのいでたちで、子どもたちを追いかけ校庭及び校舎内を爆走。
妻たちの心配は、スーツの汚れと、夫が明日以降も使い物になるのかということ(笑)。
調子に乗って、ぎっくり腰とかアキレス腱断裂とか!マジでやめてよね!!っていうのが本心です。
鬼ごっこフィールドの中には、いくつかのセーフティゾーンが設けられており、そこでは鬼に追われる心配なく、クイズを解いたり、ブーメランを投げて得点を狙ったり、バスケットボールでゴールを決めたりしてポイントを稼ぐことが出来ます。
さらに小休止として、長縄跳びやリレーのクラス対抗戦が用意されていて、クラスの団結も深まるという仕掛け。
最終的には、鬼に1回捕まるごとに発生するマイナスポイントと、各ミッションにおける個人の獲得ポイント、クラス対抗戦の獲得ポイントを集計して、順位を争うクラス対抗戦です。
私の仕事は、クイズコーナーでクイズを出す係。6問のクイズの中から子どもに2問を選んでもらう。1問正解で5ポイント、2問正解で10ポイントです。
このクイズってのが、おやじの会のどなたかがネット上から探してきた問題なのですが『激ムズ』。
私が朝解いてみた感じだと、うんうん唸りながら考えて、それぞれ5分くらいはかかったでしょうか。それを子どもたちには1分で考えさせるという。
最も、私と一緒にクイズコーナーを担当したよそのお父さんと副校長先生は1問も解けなかったとか。
もしかして脳みそ真四角系の理論派ですか?(笑)
とにかく、能力を測るのが目的ではないクイズコーナーで、いかに子どもたちに分かりやすいヒントを出してあげられるのか?
私の『クイズおばさん』としての役割は、思ったよりも重責だったのです(笑)。
だって、せっかくの休みの日に楽しい思い出を作ろうとイベントにやってきたのに
『Aちゃんは2問解けたのに
ボクはゼロだった』
悲しい思いで
帰って欲しくはないでしょう?
自慢じゃありませんが、
私、自分の子には厳しいけれど他人の子には意外と優しいのよ。
さてここで、私の苦労の一端を知っていただくために、ジェネレーションギャップを痛烈に感じた問題を1問、紹介させて下さい。
私の『クイズおばさん』がいかに難しい仕事だったか、お分かりいただけると思いますよ〜。
問:次の文字に共通して付く言葉はなに?
鳩
腕
柱
腹
これ。
まず、ほとんどの6年生が「鳩」読めませんでした。読ませてみて一番多かったのは「かも」。次が「とり」。
東京なんかどこに行っても、めっちゃ鳩いるのに、漢字が読めないとは、意外でした。
そしてもちろんうちの三女さんも「つる」とか言ってたし。
今の子、鳩山由紀夫とか知らんのか、、、。
知らないよね
それで、このクイズの答えは『時計』なんですが、ヒントのつもりで
『ほら、お腹が空いたときに
鳴るもの知らない?』って言いましたら
『知らない』
60人くらいの参加児童の【全員】に
真顔で言われました。
確かに、最近【腹時計】って言葉
使ってる人に会ったことないかも。
え?
もはやこれ、クイズじゃなくね???
気付いたときには
『侍ままんの日本語講座』
みたいになってまして、
柱時計
に関しても『知らない』連発で、
『ほら!!大きなのっぽの古時計って歌あるじゃない??ああいう時計のことよ!!』
と説明してみたり
時間が来たら鳴く時計あるでしょう??
おばあちゃんちとかにない??
自分で聞いておきながら
『うちの実家にも、ばあちゃんちにも鳩時計なんかなかったよなあ』と思ってみたり
確実に全員が知ってた【時計】は
【腕時計】だけでしたね。
ヒントっていうか、
最後は解説おばさんだった気がします。
でも、子どもってホントに純粋なの
鳩時計なんか知らね〜
とか、悪態ついてた男子でも
「鳩時計」「腕時計」「柱時計」「腹時計」
答えが出揃った瞬間に
『すげええええ』
飛び跳ねて喜んでくれるんだよね。
それで『勉強になりました』
とか言って、去って行く後ろ姿がかわいくてねえ。
おばはん満足
それを繰り返すこと60回。
終わるころには
『学習塾の先生になろっかな。』
そんな気分になりました(笑)。
家で子どもに勉強を教えると、あんなにもイライラするのに、他人の子にクイズのヒントを出すのはすこぶる楽しかったです。
子育てってこんなにも有意義だったのね。
そこで思いましたよ。
PTAは、子どものための組織じゃないのかも知れません。
子育て中は親の方こそ!!
色んな子を見て『視野を広げる』必要があるんですね。
子育ては【密室で行うべからず】
ダメぜったい
皆さん、外へ出て子を育てましょう。
大丈夫
「鳩」が読めないのは
うちの子だけじゃない(笑)