こんにちは侍ままんです。
私の近ごろの休日の楽しみと言えば、韓国ドラマかNHK大河ドラマを鑑賞すること。
私はこの2つのものを同じ『ドラマ』という視点で、そこまで違いを意識せずに同等のものとして見ていたつもりでした。
ところが娘たちに言わせるとそうではないらしい。
「なんで大河ドラマってオジサンばっかりなの?もっとかわいい女のコが出てこないと見る気にならないよねえ〜」と言うのはオジサンが大嫌いで韓国のガールズグループ
が大好きな次女。
「それより、全編オジサンが興奮状態で議論してるドラマなんか、鬱陶しくてとても聞いていられない。落ち着け。」と言うのはオジサンには寛容だが、キレる人が大嫌いな平和主義者の長女。
「それよりも(ツバとか土埃とかで)とにかく汚い。」とは、きれい好きの三女。
確かに、、、
彼女たちの意見を総括すると
『大河ドラマとは、土にまみれたたくさんのオジサンが、ツバを吐きちらしながら議論を繰り広げているドラマ』となります。
当たらずとも遠からず!!
確かにちょっとイヤかも。
私のような『昭和の人間』は、地ベタを這いずり回ってあらゆる辛酸をなめ尽くしたような人が成功していくストーリーに感銘を受けるのですが、、、
確かに!!
土間とか畑仕事などから縁遠い現代っ子に言わせれば(私も決して身近ではありませんでしたけれど、、、)
泥だらけのオジサンなど『苦労人』というよりは『不潔な人』にしか見えないのも無理はあるまい。
同じ時代劇でも韓国ドラマの場合、例え『千年前のお話』であったとしても、登場人物のツヤツヤ陶器肌と髪の毛のさらさらキューティクルは間違いなく現代レベル(かつハイクオリティ)に仕上げられてますよね。
それを見ていて、そんなに違和感を持ったことはないかも知れない。
その点、日本のドラマは出来るだけの【リアリティ】を求める傾向にあって、とりわけ『貧しいところから這い上がった美学』を強調したいという性格上、特に前半部分は汚く(?)なりがちなのかもしれません。
それが清潔思考の若者に、大河ドラマが支持されにくい理由の1つなのか。
でも、何なんでしょう。
私だって若い頃は全く歴史物のドラマに興味なんかなかったのに、年を取ったら妙に味わい深いんです。
そう、それはある日ぬか漬けとか味噌汁がやたらと美味しく感じた、あの感覚に近いのかも知れない。
果たして、大河ドラマは時代遅れなのか。
それとも若者が大河に寄って行く日が来るのか。
ぬか漬けと味噌汁が、未だ絶滅していないところを見ると、大河ドラマも味を変えることなく生き残りそうな気がしますけれども、、、。
「青天を衝け」においては、時節柄皆さま『飛沫』には過敏だと思うので、さすがにあからさまな飛沫拡散シーンは見られません。
出演者の皆さまも「大御所」というよりは「旬な人」という印象で、言うほどオジサンばっかりじゃないですし。
渋沢家は百姓の中でも裕福な方であり、藍染め農家だけあって身なりもオシャレ。
私が言うまでもなく、NHKもそのへんは対策済みってことでしょうね。