こんにちは侍ままんです。
先日、我が家の長女さんの高校の卒業式が行われました。
コロナ禍ということで、参列出来るのはひと家族『お一人様限り』という制約でした。我が家は私が家族を代表して、長女さんの晴れ姿を拝んで参りました。
コロナがなくても、うちの旦那様は5分以上座っていられませんから、多分行かなかったと思いますけれど。。。
入学式には連れて行ったんですが「いつから始まるの?」「生徒は何人読みあげるの?」「何時に終わるの?」いちいちいちいち、、、3歳児よりうるせえので、こういう人は『式』と名のつくものには出席しなくて良いと痛感しております。
あんたそれで良く小・中・高・大学まで渡って来れたよね、、、先生に何か言われませんでした???
世界七不思議です。
そんなわけでとってもめでたい我が家のはずですが。。。
だがしかし、めでたいかどうかは実は微妙な問題でして、なぜならば華の高校生活のはずが、最後の1年は学費を払っただけで、ほとんど学校に行けておりません。
よって『卒業とはいうけれど、一体何から卒業するというのだろう?』
親子共々歌の歌詞のような気分のまま、半ばところてんのように押し出される形で卒業を迎えた次第です。
3年生を目前に長期休校となり、その後しばらく1日置きの交互登校になり、授業もやってるんだからやってないんだかよく分からないまま受験を迎え、年が明けてからなど自由登校と言いつつも「3年生は出来るだけ来ないで下さい令」が暗黙のうちに流布。ほとんど引きこもりのような生活を送っていたある日、突然呼ばれて
『卒業おめでとう!!!』
って言われてもねえ。。。
なんのこっちゃ???
尾崎豊もびっくりよ。
窓ガラスを割ってる暇もなく、追い出されるんですから。
もう!!
とにかく新入生を入れるのに、邪魔だから追い出されるだけの【時効卒業】みたいな感じですので、、、達成感とか感動とか微塵もナシ。
おまけにいまいち受験の波に乗れず?(これは個人的な問題ですが)、家族の予想通り長女さんの進学先は決まりませんでした。
そもそも進学する気があったのかどうかすら、今となっては有耶無耶です。この先浪人生になるのか、フリーターになるのかニートになるのか廃人になるのか分かりませんが、『卒業』がめでたかったのはいつの頃までだったろうか、、、
この春、私は順調に正社員の軌道に乗ることが出来ました。パートで入社してからちょうど3年が過ぎたところです。学校で言うところの進級のタイミングと言えましょう。
よって、いわばプラン通りのステップアップで、私自身の人生は至って順調なつもりです。
かたや、何だか立ち止まってしまったようにも見える長女さん。
でもさ。
いくら親と言えども、いつまでも二人三脚してあげるわけにはいかないんだよね。
私は立ち止まらずに泳ぎ続けるマグロかもしれないけれど、長女さんは岩に張り付いてゆらゆら揺れてるだけで幸せな、イソギンチャクかもしれない。
マグロとイソギンチャクがいつまでも二人三脚をしていたら、きっとお互いに苦しくなってしまうんだ。
イソギンチャクにはイソギンチャクの生き方がある。
そう思って、とりあえずマグロは超スピードで泳ぎ続けるだけなのです。
とりあえず卒業おめでとう!!
長女さん