こんにちは侍ままんです。









国宝級のイケメンと名高い「イ・ミンホ」が見たくて、見始めた韓流ドラマ『ザ・キング 永遠の君主』。
イ・ミンホがとにかくカッコいいのは分かったんです。だがしかし、思ったのは「私、朝鮮半島の歴史って全然知らない
」。

劇中ミンホは、パラレルワールド上の架空の国【大韓帝国】の2019年時点での皇帝という設定。この「皇帝」っていう設定がね、世の中の永遠のお姫様(ただのおばさんたち 笑)の心を鷲掴みにするわけなんですが、、、
調べてみたらこの「大韓帝国」って名称、実は過去に存在していたんですね。
1392年から始まる「李氏朝鮮」が1897年に名称を「大韓帝国」に変更します。その後1910年の日韓併合によって大韓帝国はその名を失いました。そしてその後は大韓帝国として復活することなく、南北に分かれた末に「北朝鮮」「大韓民国」となる。
つまりこのドラマは見ようによっては、日本が余計なことをしなければ、朝鮮半島は分断することもなく、大韓帝国は存続していたかもしれない、という反日感情を多分に含んだ作品なんですね。
ま、あからさまに日本を批判している描写が、ドラマに不自然にぶっこまれているので、分かってはいたんですが

今年の4月から、韓国で放送されたかなり新しいドラマで、昨今の日韓関係が「最悪」といわれている状況下での放送だったこともあり、まあそいうこともあるのかなあ、と思いますが、何もいちエンターテイメントに過ぎないドラマに政治的感情を込めなくても、、、と思うのは日本人の甘さなのでしょうか。



我々にしてみれば隣国のイケメンに、目尻を下げて無防備に抱き付いたら、腹パンチを食らった、そんな気分よね。

ハニートラップっていうの???
ホント怖いわ〜。
でも昔からスパイ映画の主人公は美男美女って決まってるからねえ。
政治活動に美男美女を利用するってのは、常套手段なのかもしれません。
そう考えると、韓国が日本に向けて次々にイケメンを投入しているこの状況って、すでに軍事作戦なんじゃない??
とか勘ぐってしまうわけさ。

で、よ。
そんな日韓関係が最悪と言われるときこそ、日本の歴史だって大して知りませんが、微塵も知らない朝鮮半島の歴史を知っておくべきではないか、と思ったわけですよ。
理由もなく喧嘩していることほど、馬鹿馬鹿しいことはないわけですから。(母親になって強く実感しています。笑)
我々庶民も、ちゃんと「国」ってものを考えた方がいいんじゃないの?
せっかく隣国にこんなにも「いい男」がいる事実が判明したんだから。仲良くできるなら仲良くしたいじゃないですか。(←完全に術中にハマってる感アリアリ
)

そんなわけで、ここ数日は朝鮮半島の歴史をお勉強してます。
合わせて気になったのは、「ことば」のこと。
韓流ドラマを見ている人なら、みんな感じていると思いますが、韓国語と日本語ってとても似ているんです。
まるっきり使い方が同じ同音の単語がいくつもあり、中にはワンフレーズ丸々が「お前!いまの日本語だろう!!?
」と突っ込んでしまうほどに同じこともある。

どうしてこんなにも同じことばがあるんだろう。
そう思って調べてみたら、そもそも今我々が使っている「話しことば」ってそんなに歴史が深いものではないんですね。
多くが明治維新のころに、欧米の近代的な書物を翻訳するにあたって、新しく作られた造語だという。
例えば「帝王切開」なんて不思議なことばがありますが、あれも子宮を「切る」というラテン語の「切る=caesura」を、帝王を表す「カエサル=Caesa」と間違えた人がいて、「帝王切開」と訳したものの誰も訂正せずに今日に至る、なんて説があります。
つまり「ことば」とは、有識者が額を寄せ合って幾年もかけてひねり出したもの、というよりは「ワンチャンありじゃね?」みたいに(?)誰かが何気なく言った一言が、あるとき突然使われ出して、広く定着していった。実はそういうちょっと適当なモノみたいなんです。
そういうわけで、我々日本人にしてみれば、「日本語」というのは長いこと島国日本の中で温められていた言語なのだから、よその国の言語と似ているはずがないじゃないか、と思うんですが、そうではないみたい。
開国後に、他の国の言語を知る人たちの数人(福沢諭吉や西周(にしあまね)など)によって「これでよくね?」って新しく作られたものも多くあるというではないの。
へえええええ。
全然知らなかった

そういう作業をしている時代に、日本にいた韓国人が「それいいね!うちの国でも使おう!」って言って持ち帰ったことばがあるみたいなのです。
さらに福沢諭吉は、漢字とハングルが混じったような当時の韓国の言語教育が、庶民には難し過ぎるという理由から、韓国に対してより平易なハングルを主体とした言語教育を進めるように働きかけたと言われています。
ところが日本のこういうやや「お節介な」介入が、韓国を征服しようとしている風に捉えられて今の反日感情にも繋がっているようです。
諭吉先生の真意はどうだったのか。
我々には知る由もありませんが、、、。
いやはや。
1万円札の福沢諭吉が、韓国語に対してそんな影響を与えていたとは知りませんでした。
それならば、日本語と韓国語に似ているところがあっても不思議ではないですよね。
でも、韓国としては自国のことばに日本が影響しているとは認めたくないようで、現在の韓国では福沢諭吉は憎むべき存在らしいです。
う〜ん。
もし福沢諭吉がイ・ミンホ並みのイケメンだったならば、両国の関係は違うものになっていたかもしれないよ。
だって要するに、日本語と韓国語というのは、福沢諭吉を“師”として、のれん分けしたラーメン屋みたいなもんでしょう??(ちがう??
)

そんな弟子たちが未来でいがみ合っていたら、諭吉先生は悲しむんじゃない?
ほら。
イケメンが見たいだけだったのに、朝鮮半島の歴史さらには福沢諭吉まで、お勉強の幅が広がってしまいました。
しばらくはドラマより読書の秋な予感です。








