こんにちは侍ままんです。

最近思うんです。
スマートフォンって浦島太郎における龍宮城みたいだなと。
子どもらにいつまでスマホやってんの!!??
と言うと「まだ始めたばかりじゃ〜ん。」と言います。いやいや確実にたっぷり2時間はやってるから。

チリも積もれば山となる。
人生にプラスになることをしていれば、心強い言葉ですが、逆の場合には「どんだけ時間を無駄にしているの??」ってことになります。
子どもたちがスマホでやっていることと言えば「興味を満たす」以上のことは何もなくて、見聞を広げて知識を深めているとは、到底言い難いものばかり。
つまり、龍宮城で鯛やヒラメの踊りを眺めているうちに、お爺さんになってしまった浦島太郎と、同じなのではないかと思ったのです。
このまま彼らの思うに任せて、スマホに人生を捧げていたら、あっという間にお爺さんになってしまうのは、現代人でも同じこと。
龍宮城ってのはやっぱり、日常と並行して楽しめるものじゃないんだと思います。
楽しいことと、美味しいものは程々に、ってたったこれだけの鉄則が守れない人が、どれほど多い事でしょうか。人間のメンタルはそれ程に弱いということです。
庶民がパンもロクに口にできない状況下、舞踏会に明け暮れていたマリー・アントワネット様を、特別と思うことなかれ。
龍宮城ってのは、行ったが最後。程々で引き返すことが出来る場所じゃないってことです。さすれば、それは人生の終わりを迎えるときに行くべきところであって、若いうちから、それこそ誰かに招待してもらって、行く場所ではないんだと思えてなりません。
つまり亀は、浦島太郎がちょっと称賛に値することをしたからと言って、余りにも豪華すぎる褒美を与えてしまったということです。おかげで、それまでを真面目で謙虚に生きてきた浦島太郎の人生は、台無しになってしまった。
亀さ〜、お前何してくれちゃってんの???!

良かれと思って、我が子にスマホを買い与えた我々は、まさに亀の所業と同じなんじゃなかろうか。
そんなふうに思えてなりません。

我々に残された手は、子どもらに開けてはならぬ玉手箱を、開けない辛抱強さを身につけさせることしかありません。玉手箱さえ開けなければ、まだ引き返す道はある!!!
つまりは使用に当たって、約束事を取り決めるってことでしょうか。とはいえ結局のところ、浦島太郎は約束を破ってお爺さんになってしまったわけなんですが、、、。

これからお子様にスマホを与えようか、迷っている方は是非【浦島太郎】ご一読下さい。
亀は浦島太郎を龍宮城に連れて行くべきだったのか。
私もいま一度考えてみたいと思います。