こんにちは侍ままんです。
死亡届はどこに出すの???とかは省略(笑)
ついに最終回でした、『テセウスの船』。
ネットでは「澤部かよっっっ
」ってコメントで賑わっているようですね。

でも皆さん、あれは確信犯ですよ。
覚えていますか?
『テセウスの船』といえば、そもそもは「特殊メイクの質があまりにも、、、
」とかいう評判から始まっています。

第1話を見ていない私には、それがどれほどのものだったのか知り得ませんが(恐らく最終回のあれと同じだよね)、明らかにストーリーとは別に、特殊メイクに対する批判的な意見が出回っておりました。
でもその後、ストーリーと各キャラクターの魅力によって、次第に作品の評価は上向いていったわけです。
そして遂には「特殊メイクの質」なんてものを気にする人は、いなくなりましたとさ。

そんな経緯があっての最終回です。
未来を描くということは、すなわち批判を受けた特殊メイクが再び、ということですから。制作陣にはトラウマのはず(仮にそうだったとして 笑)。
せっかく苦労して、ここまでドラマを盛り上げてきたのに!最後にまた、ストーリーと関係のないところで批判を受けたとしたら、作り手としては耐えられない!!。

そう思ったとしたら、、、。
どうする?
どうする??
どうすんの???

で、澤部さんですよ。
それならば、特殊メイクの出来映えなど気にもならないくらいの、スパイスをぶっ混んでやれ!!
と。(笑)

これ、成功じゃないですか?

だって、もう特殊メイクについて批判している人はいないと思いますよ。
かくして最終回の感動は、何事にも濁されることなく(澤部のインパクトはいいの??ってことなんですが、、、笑)作り手側の思惑通りに、皆さまに届いたのではないでしょうか?
めでたしめでたし。

それにほら、
謎が全部解けてしまうと、手持ち無沙汰になって虚しくなっちゃうから。
「え??澤部と竹内涼真が兄弟??!

新しいミステリーの始まりの予感??!
父親誰?母親も誰??つーかそもそもどちら様??
」

ほら。
今度は慎吾が佐野家にやってくるまでを、探りに行きたくなってきたじゃないですか。(笑)
っていうのが、澤部編の感想なんですけれども。
あのね、真面目な話。
月曜日の仕事中に【可哀想な方の心さん】を思って、何度涙がこみあげてきたと思ってるんですかっっっ!!

本当の話よ!!

心さん!!可哀相過ぎるだろう!!!
父さんと家族のことを想って、あんなに駆けずり回った【可哀想な方の心さん】は!!なんとその目に幸せな未来を見ることなく、享年30才(31才?)でこの世を去ることになる。
え〜〜〜!!!
未来見られないのおおおお!!!

見るんじゃないのおおおお!!!?
『テセウスの船』こういうことなんですね。
ビックリした。

主人公であったはずの心さんですら、船の部品に過ぎなかったというわけです。
(心さん自身が船であった説もあり。)
いずれにせよ、船を新しくするということは、部品をそっくり取り替えるということ。未来が幸せになる、ということは【可哀想な心さん】が存在しなくなるということ。
切ないね〜。

あんなに頑張って走ったのに!!泣いたのに!!お風呂入ったのに!!!
幸せな未来に同席出来ないなんてっっっ!!あんなに分かり合えた、父さんと一緒に、幸せを分かち合えないなんてっっっ!!!





(クライマックスのシーンで「もう!!そのままチューしちゃえよ!!
」って思ったのは私だけではあるまい 笑)

今でも涙が止まりません。

語り手が心さんから、父さんに代わっていたのも切なすぎました。
心さん、もうどこにもいないんだね。

最終回。
物語の冒頭が「平成元年…音臼村で起こった…連続殺人事件…」ってお決まりのナレーションで始まらないのがおかしいな、と思っていたのよ。
毎回真似してたのに(笑)、最後だけなかった。あれは語り手が交代する、暗示だったに違いない。

でも私は気付いたんですよ。
【可哀想な心さん】は父さんから【正義のヒーロー】の称号を受け継いだんだって。そして時空の狭間に消えて行った。

悲しいでしょう???!
やべえ!!
しばらくは仕事中に涙ぐむ、ヤバいおばはんになってしまうっっっ!!!





口にはマスク!目にはアイマスク!!
仕事にならんねえ...

とにかく!!感動をありがとう!!



以上
『テセウスの船 最終回』
でした。