小1からチアダンスを始めて五年。




馬の耳に念仏





』
次女さんは今、
葛藤している。
その姿はさながらロン毛の三井寿。
でも、まだ今の次女さんは
土足で体育館に踏み込むほどに
煮詰まっているわけではない。
今はまだ
松葉杖で赤木を見つめる三井寿。
本当の闘いは
これからだと思う。

というのも、
トントンと鰻登りに上達し
年々クラスアップしていった次女さん。
ところがこの2年。
《停滞》
今年度に至っては後から来た子に
先を越された形になりました。
《初めての挫折》
でもね、大人から見たら
それは仕方のないことなんですよ。
必然的な挫折。
だって技が!!
恐ろしく難しいのだから。
『あんたら、よくそんなこと
出来るよね(゚Д゚;)』
凡人の目から見たら
そういう域になってます。
それで、みんなもチアスクールだけでは
乗り切れないので
クラシックバレエをしてみたり
ジャズダンスをしてみたり
裾野は無限に広がっていました。
でもさ、我らはど田舎から
通ってたわけじゃん。(*・ω・)ノ
チアスクールに行くのだって
死に物狂いなのに
この上バレエやジャズダンスに
通うことはほぼ不可能でした。
だもん。
チアダンスの他にバレエや
ジャズダンスを嗜む面々の中で
常に《上手い方》にいるなんて
容易なことではなかったのですよ。
なんか上手くならない
=だんだん面白くなくなってきた
徐々に次女さんは
悩むようになったわけです。
そんな折りの転勤話。
最初は
『チアダンスを辞めたくないから
引っ越しはしない!!
』

引っ越しに一番反対していたのは
次女さんでした。
でも、そういう苦しい状況で
意地で続けていたチアダンス。
『辞めてしまえば
楽になる』
なんだか次女さんの中で一本の糸が
プツンと切れたようでした。
辞めて引っ越す
そう決めてからは
なんだか目の輝きが失われてしまった
ように感じられました。
あんなに頑張ってやっていた
チアダンスなのに
大人の都合で辞めなきゃならないなんて
本当に申し訳ない気持ちで一杯です。




(こういうとき旦那様はそういう
繊細な問題には一切気がつきません。
元凶はあなたですからっっっ!!!(`Д´))
で、それからの次女さんと言えば
『もう、一生
チアはやらない(`ε´)』
の一点張り。
『いや、今度は都会に来たからさ~
ようやく、みんなみたいにバレエとか
ジャズダンスとか、やりたければ
色々通えるんだよ~(;´Д`)』

そんな次女さんを見ながら
ままんは
なんだかんだ言ったって
結局はいつか
ダンスフロアに手をついて
『先生、ダンスがしたいです
』

って泣き崩れる日が来るんだろうな~。
やっぱり人生って
そういうもんだよ。
(*・ω・)ノ
って思ってる。
そう、人生は乗り越えるとき
必ず一度は
挫折するものだからね。
これ、三井寿の法則。
それでもMVPは
どこまで行ってもMVPで
ダンシングクイーンはどこまで行っても
ダンシングクイーンなんだと思うよ。
井上雄彦もそう言ってるもん。(*・ω・)ノ
でもね、松葉杖の三井寿には
まだどんな言葉も届かないんだと
思う。
大人はこういうとき
そんな《サナギ》をあまり
いじってはいけないよね。
本当はたまらなく
いじりたいけどさ。(・ω・)
カッターで皮を剥いでやりたいくらい
いじりたいんだけどさ(笑)
考えてみて。
三井をコートに
戻したのは
母親じゃなかった。
真実はそういうことさ。
親ってホント無力ですよね。( ゚Д゚)
あわよくば尾木ママとかに
あの怒涛の三年間を
三井寿の家族が
どのように
乗り越えたのか
スピンオフドラマでも
書いてもらいたいくらいです。
我々はね
そこが!!知りたいのよ。



しかしながらね、誰しも
たった一度きりの人生ですから。
こういうピンチの時も
どうすれば良いなんて答えを
知っている人は誰もいないわけでね。
ホント人生って試行錯誤。
(´Д`)
しかも今回は親が無理矢理に
蒔いちまった種ですからね。
かなり責任を感じずにはいられません。
でも、
三井寿は腐ってない
って信じてます。
だって次女さんもさ
『もうチアダンスは
一生やらないっっっ
』


とか言ってるくせに
三女さんが
『じゃあ次女ちゃんの
ポンポン貸して(*゚▽゚)ノ』
憧れのお姉さんクラスのポンポンで
遊ぼうとすると
『グシャグシャになるから
さわんなっっっ
』


て怒るんですね。
チアダンサー
ポンポンは命の次に大事。
三井もタバコは
吸わなかったんだよ~(*・ω・)ノ
ほら、どちらも
魂は腐ってないわけよ(T^T)
『え~だって
もう一生やらないんでしょう??



こういうとき
小さい子の意見て
的を射すぎて痛々しいよね(゚Д゚;)
さて、果たして三井寿は
再びダンスを踊るのか。
闘いは長いかもしれないよ・・・

安西先生~~

助けて下さい~~




